【群馬】食中毒は25件発生 食品表示違反は10件2009年7月9日 県は、昨年度の「食品衛生監視指導計画」に基づく検査実施結果などをまとめた。昨年度に確認した食品表示違反は、食肉製品や清涼飲料水などで10件。また食中毒は昨年1〜12月、ノロウイルスや毒キノコなどを原因に25件発生した。 食品表示では昨年度、県内で流通する食品のうち四千二十八検体を検査。ソーセージで基準値以上の亜硝酸ナトリウムが検出されたほか、漬物などで添加物の表示を怠る「表示欠落」などが六件あった。県外自治体からの通報で、ジュースの表示欠落などの違反四件も判明した。 昨年一年間に発生した食中毒の主な原因は、ノロウイルスが七件、毒キノコなど植物性自然毒が七件、カンピロバクター四件など。患者は計五百七十九人だった。十六施設に三〜五日間の営業停止処分を行った。 県衛生食品課は「健康被害につながる重大な表示違反はなかった。食中毒では例年に比べ毒キノコを原因とする事例が多かった」としている。 (中根政人)
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