クラブ発足のきっかけは?
八重野:74年に初めての探索を始めクラブが発足したのはその4年後の78年です。現場主義の僕たちグループと、実際に掘ったことはないが知識を蓄えている理論派ともいうべき別のグループが合体して24人でスタートを切りました。
探索をするにあたって一番怖いのは独りよがりです。いろいろな人の意見を聞くことが大事なんです。それに、興味のない友人や家族より同好の士に手伝ってもらう方がいい。そういう意味でも仲間の存在は大切だと思いました。
トレジャーハンティングという言葉も当時は新鮮だったと思われます。
八重野:欧米ではちょっと高尚な遊びととらえられていますから、日本でもそれを流行らせてやろうという意図からなんです。
一人でこそこそやっているイメージ、欲深い変わり者がやるというイメージを変えてやろうという気持ちが大きかった。だから初めから情報も公開したし、マスコミにも登場したんです。
その後はどんな活動を?
八重野:一時有名無実化したのですが、2000年にサイトを立ち上げたところ若い人たちからのアプローチが増えて、また活動が活発化したかんじです。
現在、クラブの登録人数は?
八重野:70名。昔はいなかった女性が今は5名も登録しています。この前など女子高生からアプローチがあって、時代は変わったんだなと実感しています。