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鳥大に2億賠償命令 医療ミス男児に重い障害

2009年07月18日

 鳥取大学医学部付属病院(米子市西町)で2002年、入院していた島根県内の当時9カ月の男児に重い障害が残ったのは医療ミスが原因として、男児と家族4人が同大を相手に計約2億3千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が17日、鳥取地裁米子支部であり、村田龍平裁判官は同大に計約2億500万円の支払いを命じた。

 判決によると、男児は気管支炎で02年2月に入院。同月8日午後10時50分ごろに看護師が男児の心停止に気付き、蘇生措置により同11時に心拍が再開したが、男児には身体障害の後遺症が残った。

 当時、男児には血液中の酸素濃度を測定して濃度が下がれば警報音で知らせる装置が使用されており、原告は「医師らが警報音を聞き逃した。または鳴らなかったとしても装置の点検や別に使用されていた心拍測定装置の監視を怠った」などと、発見が遅れた病院の過失を主張。被告は「発見の遅れは警報音が鳴らなかったのが原因で過失はない」と反論していた。

 判決で、村田裁判官は「機械に不具合があったとはいえず、病院の取り扱いに過誤があった可能性を否定できない」と指摘。「警報音が鳴らなかったことと鳴らないことを想定した二次的な監視を怠った過失がある」と認定した。

 判決後、原告代理人の高橋敬幸弁護士は「病院の問題点を判決で指摘した点は重要。病院は再度事故を検証して原因を解明し、再発防止をすべき」と述べた。一方、同病院の豊島良太院長は「判決の内容を見ていませんので現時点ではコメントできません」と談話を発表した。



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