2009年7月18日8時9分
山形県警山形署地域課緑町交番の巡査長の笹原裕司容疑者(41)=山形市久保田2丁目=が道交法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕された事件で、県警監察課は17日、笹原容疑者を懲戒免職にしたと発表した。また山形簡裁はこの日、笹原容疑者に同法違反の罪で罰金50万円の略式命令を言い渡した。
監察課によると、笹原容疑者は7日午後7時前から8日午前0時過ぎまで山形市内の飲食店2件で、チューハイ3杯、焼酎ボトルの7割程度を水割りで飲酒。「代行車を頼もうと思ったが、12時を過ぎて込んでいると思った。早く帰りたかった」などと、飲酒運転の動機を話しているという。事故直後の飲酒検知結果について、県警は「一般の場合に発表していない」と公開しなかった。
山形地検によると、飲酒検知結果は呼気1リットルあたり酒気帯び運転の基準となる0.15ミリグラムを超える0.26ミリグラム。6月に県警警備2課の警部補が飲酒運転で懲戒免職となったことを受け、署で指導も受けていたが「人ごとのように聞いていた。自分のこととしてとらえていなかった」などと話しているという。