中国のGDPが2010年までに日本を追い抜き、日本は世界第2位の経済大国の地位から陥落　衝撃の近未来予想

為替王

今から5年前、米国の大手金融機関（ゴールドマンサックス）が世界各国のGDP（国内総生産）予測について下記の内容のレポートを発表し、世界に衝撃を与えました。

●2025年に中国は日本を追い抜いて世界第2位の経済大国になる。
（そして2050年に中国は米国を追い抜いて世界一の経済超大国になる。）

当時、このレポートを信じる人は少なく、ややキワモノ的な評価を受けたと記憶しています。事実、この予測は完全に外れました。逆の意味で。

中国国家統計局が発表した昨年のGDPは30兆670億元。昨年の人民元平均レートで日本円に換算すると約447兆円。それに対して、日本の内閣府発表GDPは今年はマイナス成長のため500兆円の大台を割り込み、497兆円。

中国のGDP成長率は世界的大不況によりこれまでの2桁成長から今年は6％台へと大幅に落ち込みましたが、仮にそのペースでも来年2010年には中国の経済規模が日本を追い越すことになりそうです。もし仮に今年も日本経済が昨年同様マイナスで、中国が2桁成長を取り戻したり、為替レートの変動如何によっては、今年2009年終わってみれば、日本が中国に追い抜かれていたということがニュースになるかもしれません。

2025年に日本が世界第2位の経済大国の地位を失うことさえ信じられない、いや、信じたくなかったのに、まさか、2010年にはその座を中国に奪われることになるとは。。。　さらに私たちの気分を暗くさせるのは、そのことに危機感を持ち、日本の長期的な成長戦略ビジョンを持っている政治家が、いったいどれほどいるでしょうか？

日本は中国に対してただでさえ、諸問題についての日本の立場を強く主張できていないのに、今後、政治的にも軍事的にも、そして頼みの綱であった経済的にも中国の後塵を拝することになったとき・・・、米国と中国の顔色を伺いながらビクビク暮らすしかなくなるでしょうか。

昨年はチベット自治区で、今年は新疆ウイグル自治区で暴動が起き多数の死者が出ていますが、100年後に暴動を起こし弾圧されているのは“日本自治区”に住む日本民族かもしれません。


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