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え〜本当!?佐伯が“生涯初”の本盗…横浜

7月16日8時0分配信 スポーツ報知

 ◆広島1−6横浜(15日・マツダスタジアム) 地響きを立て、公称186センチ、90キロの肉弾が本塁へ突進した。4回2死二、三塁。横浜の三塁走者の佐伯が、鬼の形相でスタートを切った。不穏な気配を察知した斉藤の変化球はワンバウンド。捕手が球を拾うのよりも一瞬速く、足が本塁上を滑った。「本盗は生涯初。緊張したよ」と39歳。「ホントウかよ」とあ然ぼう然の赤ヘルナインを尻目に、横浜ベンチはお祭り騒ぎだ。

 まさかの激走だ。打者・寺原の、カウント2−1からの4球目。佐伯の左前安打からつかんだ好機がつぶれかけていた。広島のバッテリーは、22歳・斉藤と21歳・会沢と若い。ピンチ脱出寸前で、気の緩みが見えた。「行ける」。田代監督代行−コーチャー−佐伯と、電光石火の目配せが交わされた。

 「走者が僕で、打者が寺原。相手が油断したんじゃないんですか」と佐伯。盗塁自体、06年5月5日の阪神戦(横浜)以来、1167日ぶりの珍事。直前、飛球を追った栗原が一塁ベンチに飛び込み、投球の間合いが延びていた。球場全体がエアポケットに入ったような時間帯を突いた。

 奇襲で流れをガッチリつかんだチームは、07年9月以来の4連勝。田代監督代行は「いつも次の次の塁まで狙え、と言ってある。そういうモノが出ているね」としてやったりの笑みを浮かべた。5位の阪神までは4・5ゲーム差。このまま突っ走って、最下位脱出といきたいところだ。

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最終更新:7月16日15時7分

スポーツ報知

 

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