2009年7月18日0時12分
狙うのは、総選挙のカギを握る首都圏へのカンフル効果。党執行部は今なお東京都議選圧勝による緩みを警戒している。 ただ、民主党内では、将来協力関係を結ぶ可能性がある公明党幹部との全面対決には慎重論がある。西松建設の違法献金事件の影響や都議選圧勝で「小沢氏が国替えする理由はなくなった」(党幹部)との見方は根強い。
「自分の公認は最後でいい」と言い続けてきた小沢氏。注目を集めた末に地元に戻るのか、国替えして政治生命をかけた「最終決戦」を再び訴えるのか。小沢氏に近い関係者でさえ確証がつかめていない。(松田京平)