The Kyoto Shimbun Web News
京都新聞
2009年7月18日(土)
トップ 催し グルメ・お出かけ トマト倶楽部 住まい 京都の病院 47NEWS お取り寄せ 釣り マン研 納涼床
政治・社会 経済 スポーツ 観光・社寺 教育・大学 動画 祇園祭 高校野球 ソフィア授業 写真コンテスト
HOME>>最新ニュース一覧>>【詳細】 Kyoto Shimbun 2009年4月16日(木)
京大ノートは自由の美
ベストセラー第2弾東大と対決
写真
「東大合格生のノートはどうして美しいのか?」で「京大ノート」と京大について語り合った(右から)加納さん、水町さん、蓑輪さん、峰村さん(京都市左京区・京都大)

 東大生の受験生時代のノートから成績向上のノート術を提案したベストセラー「東大合格生のノートは必ず美しい」の第2弾「東大合格生のノートはどうして美しいのか?」(文藝春秋)が出版された。東大生のノートと比較しながら、京都大生の「自由の学風」らしい個性的なノートも紹介されている。

 第1弾出版後に寄せられた疑問に「東大のノートにおける“美しさ”とは?」「東大ノートだけが美しいのか?」「東大ノートを“しごと”に活かせるか?」の3章で答えた。湯川秀樹博士(京大)らノーベル賞受賞者や文学者のノートも紹介している。

 1番多かった質問が「京大ノート」について。著者のフリーライター、太田あやさんは京大のキャンパスで調査し、縦横自在な書き分けや4ページにわたる矢印、表紙にアートなイラストなど「ルールにとらわれない自由な美しさ」を見つけた。

 学生、研究員の座談から、「京大生は受験時代のノートを紛失する」「教科書やプリントに書き込んでノートに整理しない」など個性的な学生気質も浮き彫りにしている。

 京大の座談メンバーにあらためて聞くと、理学研究科大学院生、蓑輪陽介さん(26)は「東大ノートはきれいだと思うけれど自分には無理」。

 理路整然なノートにならない理由を研究員の加納圭さん(28)は「ノートをとることだけに頭がいっぱいになるし復習に時間をとられる。時間があれば別のことをしたい」と説明する。

 「最初はいつもきれいに書こうと思う」という研究員の水町衣里さん(29)は、メモ欄用に引いたけい線を飛び越えて書いてしまう。ノートにも、枠にとらわれない京大らしさが現れるようだが、1番若い経済学部3年の峰村聡さん(21)は「授業登録の規制など、京大らしい自由がなくなっているかも」とも話している。
最新ニュース
購読案内
購読案内
<17日の試合速報>(19時59分更新)
西城陽 - 福知山 (雨天中止)
京都外大西 - 立命館 (雨天中止)
京産大付 - 網野 (雨天中止)
鳥羽 - 南陽 (雨天中止)
京都翔英 - 紫野 (雨天中止)
龍谷大平安 - 城陽 (雨天中止)
- 京都両洋 (雨天中止)
塔南 - 加悦谷 (雨天中止)
京都すばる - 洛星 (雨天中止)

文字が読みづらい場合はブラウザの文字サイズを「大」に設定してご覧下さい。Web閲覧支援ツール「UDcolorView」のダウンロードはこちら
各ページの記事・写真は転用を禁じます。著作権は京都新聞社ならびに一部共同通信社に帰属します
ネットワーク上の著作権について 新聞・通信社が発信する情報をご利用の皆様に(日本新聞協会)
電子メディアおよび関連事業における個人情報の取り扱いについて
記事に対するご意見、ご感想はkpdesk@mb.kyoto-np.co.jp