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「まさか自分の手で」 栄光と挫折見守った32年 住金和歌山製鉄所 (3/3ページ)
これを機に増産態勢を整えるため新高炉建設が動き出し、佐伯さんは工事責任者に任命された。高炉建設には特殊な技術を必要とするため、工事には和歌山県の人口よりも多い延べ115万人が動員された。新高炉の寿命は30年と設定し、佐伯さんが製鉄所で培った技術があらゆる部分に反映されているという。
佐伯さんは「どん底を経験しているので、在職中に高炉が建設できるなんて夢にも思わなかった。製鉄所に育ててもらった自分なりの恩返しになったかな」と目を細めている。
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