2009年7月17日 20時15分更新
県立の養護学校の教諭が今年5月、元妻の実家の牛舎に無断で入り込んで乳牛を殴ったとして、建造物侵入などの罪で逮捕・起訴された事件で、岡山県教育委員会は、この教諭を17日づけで懲戒免職の処分としました。
懲戒免職の処分を受けたのは、岡山市北区に住む岡山県立岡山養護学校の林伸一教諭(42)です。
林教諭は、ことし5月、真庭市で酪農を営んでいる元妻の実家の牛舎に無断で入りこんで、乳牛をスコップや金属バットで殴ったとして、建造物侵入と器物損壊の罪で起訴されています。
これについて岡山県教育委員会は、林教諭は、平成18年にも元妻の実家に無断で入り込んだ罪で罰金5万円の略式命令を受けたうえ、今回の犯行は、執ようかつ悪質で教育に携わる公務員として許されない行為だとして、林教諭を17日づけで懲戒免職としました。
また、林教諭の勤める県立岡山養護学校の校長にも監督責任があったとして、文書での訓告としました。
県内ではことしに入って逮捕・起訴されて懲戒免職となった公立学校の教員がこれで3人にのぼり、県教育委員会では、教職員の研修の方法を変えるなどして再発防止の徹底をはかることにしています。