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山岳事故:過去最多1631件、遭難者の8割が中高年

 警察庁は3日、08年の山岳遭難事故の発生件数や遭難者数、死者・行方不明者数が統計の残る1961年以降、過去最多を記録したと発表した。遭難者の約8割を40歳以上の中高年が占めており、警察庁は「コースや日程など無理のない計画を立て、入念な事前準備をしてほしい」と注意を呼びかけている。

 山岳遭難事故は年々増加傾向にあり、08年は1631件(07年比147件増)。遭難者は1933人(同125人増)で、このうち死者・行方不明者は281人(同22人増)だった。遭難者のうち40歳以上は1567人で全体の81.1%を占め、なかでも55歳以上が全体の64%を占めた。

 遭難発生件数は▽長野182件▽富山133件▽北海道128件--の順に多かった。

 一方、水難事故は減少傾向にあり、08年は1435件(07年比57件減)。水難者は1643人(同78人減)、このうち死者・行方不明者は829人(同47人減)だった。中学生以下の子供では、水難者は273人(同71人減)、うち水死者は54人(同28人減)だった。最も多かったのは新潟の87件で、静岡76件、千葉62件と続いた。【千代崎聖史】

毎日新聞 2009年7月3日 21時02分

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