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2009年7月16日(木) 19:10 |
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錦海塩田跡地問題で住民協議会
瀬戸内市の錦海塩田跡地で、雨水や海水を排出するためのポンプの管理が宙に浮いている問題です。 仮にポンプが止まれば浸水の恐れがある周辺住民らが、今後の対策を話し合うため協議会を立ち上げました。
錦海塩田跡地の周辺3地区の住民が立ち上げた「環境問題協議会」。 住民約20人と瀬戸内市の関係者らが集まりました。 排水の問題など塩田跡地をめぐる課題に、市と住民が連携して取り組むための協議会です。 瀬戸内市の錦海塩田跡地については、跡地を所有する錦海塩業が今年4月に自己破産したため、塩田の水を排出するポンプの維持管理をどこが行うのか問題となっていました。 破産管財人は、15日開かれた債権者集会で、手元に残る2千万円ほどの資金で当面、排水ポンプの運転を続ける意思を示しましたが、運転が続けられなくなった場合、周辺地域の民家や農地の浸水被害が心配されます。 協議会では、排水問題以外にも雑草や蚊の発生など、地域住民からあげられる課題に取り組むとともに、今後国や県に跡地の管理などの対策を講じるよう要望する方針です。 破産管財人がポンプの運転を続ける意思を示したことで、地域がすぐに浸水するという心配からは免れました。しかし、今後どういった対策が話し合われていくのか、広大な跡地をめぐる住民の不安はぬぐえていません。
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