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「東国原シアター、終了していない」 知事が意義強調

2009年7月16日23時58分

写真:出馬を断念し、知事職を続けると表明した東国原知事=宮崎県庁出馬を断念し、知事職を続けると表明した東国原知事=宮崎県庁

 東国原英夫・宮崎県知事の緊急会見が県庁で始まったのは、16日午後4時。作業服姿の東国原知事は「どうもすいませんでした」と頭を軽く下げたものの、一連の行動を「疲弊する地方を救わなければいけない、地方分権を実行しなければいけないという私の政治理念に基づく行動だった」と強調した。

 先月23日の古賀誠・自民党選挙対策委員長との会談以降、毎日のように記者団の前で国政転身への熱意を繰り返した知事。今月2日に宮崎県高千穂町であった県民フォーラムでは「次の知事は傀儡(かいらい)政権。1週間に1回は(宮崎に)帰ってきて、いちいち口出しするから、事実上の知事はぼく」と後継知事のあり方にも触れたことがある。

 知事はこの日の会見で、「地方分権を知事の立場で実行していきたい」と知事を続ける考えを示したが、昨秋以来繰り返している「今のところは」というセリフを前置きすることは忘れなかった。記者から「東国原シアターは終わるのか」と問われると、「ぼくはシアターは全然終了していないと思う」と答えた。

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