きのうダウ先物が引け間際に8330ドル付近で窓をあけてギャップしたのを見て、もうひとつのエリオット波動の可能性を考えます。
現在が第④波とみます。
長く複雑なイレギュラーフラットで、近々8900ドルを若干超える想定です。もし超えれば、いよいよ本格反転だとマーケットがざわめくでしょう。
そのざわめきのなかで売り建てるのはギャンブルになりますが、もともとダウ先物が目指していた節目は8900ドルの少し上であったと計算しています。
つまり、この調整波は、最初からダブル天井をつけることを想定してとりあえず最初の山として8900ドルに天井をつけた。今はもうひとつの山をつけるために上がっている
ダブル天井のための波動、だと。
何度も波動カウントを修正していますが、
8330ドルのザラ場内小窓を閉めない限りはこの可能性にかけて短期買いポジションをとることになります。
上がる過程で壁になりそうなのは、61.8%戻しの8570ドル。チャート上の節目は8650ドルと8820ドル。これぐらいしか見当たりません。
ダウ先物は現在、半戻しの8460ドルを超えています。次の壁は8570ドル。今夜そのラインまでいくかどうかです。
NY金融株の牽引役であるGSも高値更新しており、あすもう一日上がればストキャスが買われすぎになります。明日は東京時間に中国のGDPが予定されており、それが明日の相場をかく乱することになりそうです。
ダウ先物 スーパー波動の場合
6460↑
省略
7725↑ 8900
④ イレギュラーフラット調整
8900↓ 8020
8020↑ ( 8900以上 )
(8900以上)↓ 8020以下
⑤
まるでありえない波動のように見えますが、8月まで調整が長引くことを想定すれば、むしろこれぐらいの値幅があっていいように感じます。
忘れてはならないのは、米国は雇用なき景気回復であり、企業の収益はリストラしているからこそ成り立つものなんです。そのため、8月第1週の雇用統計の前には確実に下がるでしょう。
ということは、ダブルトップをつけるための上昇波という見方が正しいなら、
7月のうちに8900ドルを超えることになります。
やっと、ここまでにつけた節目の計算が間に合ってきた気がします。節目は波の行き先を決めるための
目印であり、その目印は幾何学的にコントロールされて最終目的地へ行こうとしているのだと思います。