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朝青龍も驚き!?高砂審判長「行事軍配は…どっちだっけ」

<名古屋場所・4日目>翔天狼と嘉風の取組の判定を説明する高砂正面審判
<名古屋場所・4日目>翔天狼と嘉風の取組の判定を説明する高砂正面審判
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 大相撲名古屋場所4日目(15日・愛知県体育館)、幕内前半の審判長を務めた高砂親方(元大関・朝潮)が失態を演じた。物言いとなった嘉風―翔天狼戦の館内説明で軍配を上げた力士を間違えたばかりか「翔天狼(しょうてんろう)」を「若天狼(わかてんろう)」とコールし館内の爆笑を誘った。前日の朝青龍のエルボー攻撃に次ぐ“問題師弟”の失態には、武蔵川理事長(元横綱・三重ノ海)も苦笑いするしかなかった。幕内は平幕の全勝が消え、4連勝は両横綱と琴欧洲、琴光喜の4人となった。 【星取表(番付表)

 館内が大爆笑となったのは、幕内5番目の嘉風―翔天狼の一番。翔天狼の寄りで土俵際に詰まった嘉風が体を反らせながらうっちゃって、際どい判定になった。行司の木村庄太郎は翔天狼に軍配を上げたが、立浪審判(元小結・旭豊)から手が上がり、物言いに。ここから高砂劇場が幕を開けた。

 協議を終えた高砂審判長はマイクを取って「行司軍配は…」と語ると言葉に詰まり「どっちだっけ」と小声でポツリ。「嘉風…」「あ、すいません」と続けると、館内がどっと沸いた。高砂親方は慌てて事態の収拾を図ろうとしたが、逆に気が動転したのか「行司軍配は“若”天狼に上がりましたが」とその場にいない十両力士をコール。翔天狼がぼう然と立ち尽くすなか、高砂親方は名前を訂正することなく、土俵下で安ど感に浸っていた。

 館内説明では異例とも言える“ダブルミス”に支度部屋は爆笑の渦。だが、自覚のない高砂親方は大勢の報道陣に囲まれると「こんなに大げさなことか?」とけげんな表情を見せた。「“わかてんろう”と言ってましたよ」と聞かされても「えーっ!名前間違えたのか。それは失礼だった」と豪快に笑い飛ばすだけ。「オレ、“しょうてんろう”と言ったのか?」と意味不明のリアクションで引き揚げた。

 高砂親方は今年1月の相撲教習所卒業式で「武蔵川、何って読むんだ?」と理事長の名前を読めなかったことがあるが、今度は理事長の弟子を読み間違えた。これには武蔵川理事長も「若天狼に似ていたのかな。そういうこともあるんだろう」と苦笑い。軍配差し違えで初黒星のうえに、しこ名も間違えられた翔天狼は「えーっ、と思った。どっちやねん、でしょ」と吐き捨てた。弟子の朝青龍は4連勝と好調だが、代わりに師匠が本領発揮の大暴れ。問題師弟の言動からは、いつでも目が離せない。

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