迷(名)トレーナー 山田 武士
2006年05月30日
お知らせ
今日の昼間に彼女から『山田さんblogを再開したみたいだね』とのメールを貰った。
『えっ!?』
驚いてblogを見てみたら本当に数日前から再開されている。
何一つ聞いてなかった。
山田さんのblogがしばらく休む時に俺のほうから挨拶した手前、一言ぐらい教えてほしかった…
まぁいつも突然ジムに来なかったり、急に音信不通になったりする人だから慣れてるとはいえ驚いた(笑)
彼のblogから俺のを見ていただくようになってくれた方々には嬉しいお知らせだと思います♪
今度はコメントが書けない設定になっているようですが、彼のファンの方々には吉報だと思いますので一言『お知らせ』させてもらいました☆o(^-^)o
※ ご覧になりたい方は
『http://blog.livedoor.jp/team_kurofune/』をどうぞ。
『えっ!?』
驚いてblogを見てみたら本当に数日前から再開されている。
何一つ聞いてなかった。
山田さんのblogがしばらく休む時に俺のほうから挨拶した手前、一言ぐらい教えてほしかった…
まぁいつも突然ジムに来なかったり、急に音信不通になったりする人だから慣れてるとはいえ驚いた(笑)
彼のblogから俺のを見ていただくようになってくれた方々には嬉しいお知らせだと思います♪
今度はコメントが書けない設定になっているようですが、彼のファンの方々には吉報だと思いますので一言『お知らせ』させてもらいました☆o(^-^)o
※ ご覧になりたい方は
『http://blog.livedoor.jp/team_kurofune/』をどうぞ。
2006年05月12日
迷(名) トレーナー 山田 武士(終)
彼のblogから俺のblogをご覧いただけるようになった方々には俺からお伝えさせてください。
山田武士は元気です!
いま彼は様々な人間関係や環境などで心身ともに少し疲れているのかもしれない。
今こそ充電が必要な時なのかもしれない。
彼に何か伝えたい事があれば俺がお伝えしますo(^-^)o
いつ彼がblogを再開するのか…それは長年コンビを組む俺でさえ見当がつきません。
それは突然に訪れて今日かもしれない。
数日後、もしかしたら数年後なのかもしれない。
しかし必ずまた戻ってくると俺は願ってます。
彼は皆さんから本当にたくさんの温かいメッセージをいただき心の底から皆さんに感謝しております。
その皆さんにまた様々な格闘技の素晴らしさを語っていただける日が来る事を信じています。
一言なにか言ってくれてもイイじゃないかと思う方もおられるかもしれません。
しかしblogを途中から急に更新しなくなるところなんかも、いかにも異端児の彼らしいので、そこは大目に見てあげてください(笑)
『迷(名)トレーナー山田武士』
俺が見送る広い背中は、夜のネオン街に消えていった…
迷(名) トレーナー 山田 武士(5)
我が身をボロボロにしながら異種の格闘家と付き合い、ボクシング技術の素晴らしさと凄さを広めようと努力する男…山田武士。
あえて噛ませ犬などとの対戦を避けボクシングの魅力を理解いただけるよう10年以上もリングに上がり続け戦う俺。
二人の願いは同じ。
ボクシングに、ボクサーに光を
世界チャンピオンになりたい、世界一のトレーナーになりたいというのは願う事ではなく自分達で達成する目標である。
うちらの願いが全く響き渡る事は無い。
絶対に負けないような相手との出来レース試合でも新聞の一面をカラーで飾る現実。
強い相手と勝つか負けるかギリギリの戦いで勝利しても結果は白黒の活字だけで記されてしまう他のボクサー達。
弱小ジムのトレーナーと選手が何を訴えかけようが、うちらの存在している世界が変わる事は無い。
『俺達ピエロだな…何を言っても遠吠えにしか聞こえないのだろう…』彼の口から出た言葉だ。
俺には返す言葉がなかった。
続く彼からの言葉
『blogもしばらく更新しないと思う。今は何を言っても遠吠えにしかならない。福島から皆さんに伝えてくれ。』
弱い相手でもメディアの力によって実力者に作り上げられてしまう腐った世の中にほとほと嫌気がさしてしまったのだろう。
本当に命を賭けて強者と戦う人間達を間近で見てきた山田武士だからこそ心の底から嫌気がさしたのだと思います。
つづく
迷(名) トレーナー 山田 武士(4)
彼(山田武士)のblog『迷トレーナー日記』はスポーツ部門で1位になった事もある人気のblogで彼を支持する人間は本当に多い。
彼のblogから俺のblogをご覧になってくださった方も多いはずです。
その人気のblogが最近まったく更新されていません。
数日前、彼には子供が誕生し、その慌ただしさで更新できなかったという事もありましたが、それだけが理由ではありません。
一昨日の夜うちら二人はボクシング界について熱く語り合いました。
いつもプライベートではボクシングの『ボ』の字も出さない二人が、長年コンビを組んで初めてぐらいボクシングについて語り合った。
俺も彼もボクシングをこよなく愛する人間。
ボクシング界を変えるためにも俺は現役として結果を出すために努力し、彼はボクシングの素晴らしさや凄さをメジャーな異種の格闘技を通じて表現していこうと働きかけている。
俺が過去にタイトルを失った後の再起戦でいきなり世界ランカーを相手に戦ってきたなんていう事も、再起戦には無難な相手を選んで勝利させるボクシング界の通例を変えていきたいという二人の考えが一致したものによる。
俺も彼も己が選ぶ道を愛すればこそ我が身を犠牲にして変えていきたいという表現なのである。
しかし何も変わらない。
それどころか…
いま山田武士は行く先が見えない迷い人と化している…
つづく
2006年05月11日
迷(名) トレーナー 山田 武士(3)
俺がこのblogを始めたのも先に始めていた彼の影響を受けてだ。
いま彼の元へは総合格闘技やK-1など異種の格闘家が集い『チーム黒船』という、かつて浦賀に来航したペリーの黒船のように【格闘技界の鎖国を解いていこう】という意味合いを込めた名前でチームが結成されている。
その船長が彼(山田武士)である。
パンチによる打撃においてボクシングは一日の長があると他の格闘技も認めるからこそボクシングジムでパンチを習う格闘家は多い。
そこに彼の人柄が加わり、たくさんの格闘家が彼の元へ集うのだろう。
彼(山田武士)もボクシングをこよなく愛する人間の一人だ。
だからこそ様々な格闘技にボクシングでのパンチの技術は凄いという事を理解してもらうべく、彼は己の身をボロボロにしながら昼夜トレーナーとして活動している。
トレーナーといっても選手と全く同じ量の練習をしている。
それどころか選手より量が多かったりもする(笑)
超人だ。
散々トレーニングしてクタクタのはずなのに、さらに飲みに出て朝方近くまで騒いでいる事もあるから正に超人だろう(笑)
迷(名)トレーナー 山田 武士
いま彼は正に迷トレーナーと化している…
つづく(後日)
迷(名) トレーナー 山田 武士(2)
うちら二人は本当に不思議な関係で『教えるとか教わるのが嫌い』なトレーナーと「教わるのが嫌い」な選手の組み合わせだけに、何一つ【教えた、教わった】という事が無い。
だが、俺の試合が決まれば対戦相手そっくりのスタイルになりスパーリングをして、正に身を持って教えるという彼ならではのトレーナーとして才能を存分に発揮している。
対戦相手そっくりのスタイルを真似できる才能が彼にはある。
かなりの才能が無ければ出来る事ではない。
トレーナーにしておくのが惜しいくらいだ(笑)
身を持って実践し実戦するからこそ試合で選手が勝った時に心から喜び、負けた時には唇を噛み締め心から悔しがる事が出来るのだろう。
自分では何もしないくせに口だけで選手が出来るわけがない理想を偉そうに押し付けてくる指導者も少なくない。
選手が負けたら『俺が教えた事が出来なかったから負けた』と、全て選手の責任だ。
そんな事を彼(山田武士)は絶対に言わない。
彼の持論『出来ない事を教えようとする、選手を見る目が無い指導者が悪い』
俺も正に同感。
レベル1の人間にレベル5や10の事をやれと言っても出来るわけがない。
だが、口だけで『やれば出来る』と押し付ける人間は多い。
そんな人間ばかりだからこそ彼の素晴らしい指導スタイルはトレーナーとしても、その異端児ぶりを十分に発揮している。
つづく
迷(名) トレーナー 山田 武士(1)
その男の名は『山田 武士』
コンビを組んでから今年で10年目を迎えるトレーナー。
彼との出会いが無ければ俺のボクシング人生は全く違った道を辿っていただろう。
俺がデビューした時、まだ彼は現役のプロボクサーだった。
だが、うちのジムのボクサーではない。
学生時代から相当な異端児だったという彼は、ボクサーの目指し方も『普通』を拒んだ。
なんとインドネシアでプロボクサーとなり異国の地でデビューしたのである。
『なぜ!?』以前に聞いた事がある。
「だって日本のジムでデビューしたって普通すぎて面白くねーじゃん。それに俺、『俺が育てた』とかジムの人間に言われるのムカつくし」という、異端児ぶりを最大限に発揮する答えが。
この男は凄い!
そして面白い!(笑)
以来、約10年コンビとして苦楽を共にしトレーナーと選手というよりもジムの先輩と後輩、ジムメイト、そして良きライバルのような関係で互いに努力し自分を磨きここまできた。
日本タイトルを獲得した時は、日本一になった感動と喜びを心から分かち合い、タイトルを失って俺の周りから人がたくさん消えていった時などは悔しさや不信感も十分に分かち合った。
栄光と挫折を互いに分かち合いながら、ここまで来た。
つづく