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公用車、市民と共同利用 札幌市「カーシェアリング」実験 (07/15 07:21)

 札幌市は、市の公用車を一般市民と共同使用する「カーシェアリング」の実証実験を11月から、西区役所で始める。新たに購入する電気自動車2台を、夜間や週末など、職員が使わない時間帯に市民に利用してもらうユニークな試みだ。

 公用車の有効活用が狙い。西区役所地域振興課によると、自治体がカーシェアリング会員となって事業者の車を使う例はあるが、公用車を提供して共同利用するのは「全国でも例がない」という。

 西区役所の公用車駐車場に急速充電設備などを設けて利用拠点とし、電気自動車2台はカーシェアリング事業者に運用を委託する。この事業者に会員登録する市民が事前予約して駐車場を発着点に車を使える仕組みだ。

 1台は、平日の日中は区役所の占有時間帯とし、もう1台は常時共同利用に使う予定。料金は日中の1時間、走行距離10キロ程度で千円ほどとなりそうだ。

 電気自動車や充電設備などの整備費は約2千万円。国の追加経済対策の交付金を充てた。来年9月まで実施し、利用状況などから将来の本格的な共同利用の可能性を探る。

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