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択捉島民ら35人、根室に到着 ビザなし交流 (07/15 13:55)

 【根室】北方領土とのビザなし交流で、本年度初参加の択捉島を含む四島のロシア側青少年訪問団が15日、船で根室港に着いた。択捉島側が一度はビザなし渡航中止を表明するなど、混乱があったが、団員たちは「(滞在が)楽しみです」と、ようやく実現した訪問を喜んでいた。

 訪問団は、択捉島を管轄するクリール地区行政府の職員セルゲイ・ルダコフ団長(58)ら35人で、うち30人が12〜17歳の青少年。択捉島からは14人が参加した。

 船から下りたルダコフ団長は、出迎えの長谷川俊輔根室市長に「ごたごたがあったが、ちょっとした見解の相違。隣人として理解を深めましょう」とあいさつ。子供たちも笑顔でバスに乗り込んだ。

 一行は根室管内1市4町で住民と交流し、20日に島へ戻る。

 また、外務省による北方四島への医療支援事業で市立根室病院などに入院する択捉島民3人も到着した。

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