2009年 7月 15日 夏の高校野球岡山大会　開幕 △▼ 夏の高校野球岡山大会が１５日、開幕し、倉敷市のマスカットスタジアムで開会式が行われました。開会式では去年の覇者、倉敷商業を先頭に、５６校の選手たちが入場行進しました。あこがれの甲子園出場を目指し日々厳しい練習を重ねてきた選手たちにとって待ちに待った舞台です。そして総社南高校の下畠侑也主将が力強く選手宣誓しました。岡山大会は１３日間の日程で県内５球場で行われ、順調に進めば今月２７日に甲子園切符が決まる決勝戦が行われます。 香川の裁判員裁判　９月中旬ごろ初公判へ ▲▼ 香川県初の裁判員裁判になる可能性が高い高松市の放火事件で、初公判が９月中旬ごろに開かれることになりました。これは１５日、高松地裁で行われた公判前整理手続きで決まったものです。起訴状によりますと現住建造物等放火などの罪に問われている高松市十川西町の無職、森兼政明被告（４１）は今年５月、自宅の１階居間で軽油をまいてマッチで火を付け、約２５平方メートルを焼いたとされています。森兼被告は起訴内容を認めていて裁判では事実関係は争わず、情状面を争点にすることを確認しました。この事件の裁判は香川県初の裁判員裁判となる可能性が高く、その場合は、裁判員候補者に呼出状を発送する手続きなどに６週間かかるため初公判は９月中旬ごろになる見通しです。手続きは次回、今月２７日で終了し、裁判の回数などが決められます。 錦海塩田問題で債権者集会 ▲▼ 塩田業者が自己破産し、跡地周辺に海水があふれ出す恐れがある問題です。１５日、業者の破産管財人は瀬戸内市が跡地の固定資産税を減免すれば引き続き排水ポンプを稼働させる考えを明らかにしました。これは債権者が出席した錦海塩業の債権者集会で、管財人が明らかにしたものです。会の中で管財人は瀬戸内市が跡地の固定資産税を減免すれば、その額を排水ポンプの稼動にあてることを示したということです。これに対し市は「すぐには応じられないだろう」と話しています。跡地の固定資産税は年間約２５６０万円に対し、排水ポンプの稼動には年間１４００万円余りの経費がかかります。ポンプは現在管財人から委託された業者が動かしていますが、停止すれば周辺７００世帯の住宅や工場などが浸水する可能性があるとされています。 琴平町百条委　山下町長改めて関与否定 ▲▼ 香川県琴平町の前の副町長が、多額の不正な借り入れを繰り返していた問題です。山下町長が百条委員会に証人として初めて呼ばれ、改めて自身の関与を否定しました。今回の問題について委員から関与を質問された山下町長は「全く関与していない。遺書に名前が書かれる覚えもない」と話し、改めて自身の関与を否定しました。この問題は琴平町の前の副町長が、辞職する去年までの１５年間に町長の公印を無断で使い、ＪＡから借り入れを繰り返していたものです。８０００万円が未返済のままで副町長は今年３月に自殺し、町長宛ての遺書に「後始末をしてほしい」と書かれていました。また、山下町長は未返済の８０００万円について「副町長が一人でやったことで町が債務を負う必要はない。遺族に損害賠償を求める考えがある」と話しました。 桃太郎ぶどう収穫 ▲▽ 皮ごと食べられる岡山生まれの桃太郎ぶどうの収穫が１５日、岡山市東区で収穫を迎えました。桃太郎ぶどうは皮が薄いのでそのまま食べることができます。まだ歴史の浅いブドウで、約３０年前に岡山で開発されました。収穫が始まったのは、岡山市東区草ヶ部の上松美智夫さんのハウスです。今年は春以降、雨が少なく日照が良かったため粒が大きく糖度も十分なブドウに仕上がったということです。価格は出始めの今は、１キロ８０００円前後、１粒が約１００円相当します。出荷のピークを迎える９月上旬には、半額の１キロ４０００円程度になるそうです。