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シナリオなき、不毛な戦い:その3
2009年7月16日
午前(夜中の)2時30分。 暑い! 暑くて眠れない! インドに比べれば(恐らく)大したことはないと思いつつ、日本も暑い! クーラーをかけっぱなしで寝るのは嫌だし..なあ。 冷たい水を一杯飲み、短いブログを書いてから再び寝室に戻る。
「麻生降ろし」をめぐる今回の党内対立が美しくないのは、「政策の対決」ではなく、「選挙に勝つために総理(表紙)を代えられるかどうか」が対立軸になっていることだ。 たとえば「改革派VS守旧派」みたいな構図だったら、メディアに報道されればされるほど自民党の存在感が上がる(イメージアップに繋がる)可能性はないわけではない!
ところが、「両院議員総会の開催をめぐる争い」は(少なくとも国民の目から見ると)「見苦しい内輪もめ」にしか映っていない! 有権者は「自民党は何をやってるんだ。(怒)いろいろ理屈をつけても、人気の落ちた麻生総理では選挙を戦えないので、新しい看板(4枚目)に替えようということではないか!国民不在の内部抗争だ。シラケるなあ!」と思っている。 少なくとも群馬県では、麻生総理を公然と批判する人々に対して「厳しい意見」が多い。 自民党の「コアの支持層」って、もともと「身内の足を引っ張る」みたいな騒動を嫌う傾向がある。 いくら今の麻生総理に人気がなくても、だ。
もう1つ、今回の戦いを不毛なものにしているのは、麻生総理に代わる「選択肢」(=かつての小泉元総理のようなカリスマ)が見あたらないことだ。 明日開催される(?)「両院議員総会」で「党則の変更」が強引に決まりでもしない限り、麻生総理は7月21日に解散に踏み切る。 その場合、「麻生総理の退陣」を要求したまま選挙に突入した議員たちは「政権とは違ったマニフェスト(政権公約)」を掲げることになるだろう。 が、しかし、この「第2自民党」(?)とも言うべきグループが選挙で旋風を巻き起こせる(=国民の熱い支持を受ける)とは到底、思えない!
「政策の知識」や「政治家としての実績」と「国民へのアピール能力」は違う! 党内の「新たな政策グループ」(あるいは新党?)を率いて所属メンバーを当選に導けるような「国民的人気」を持つ政治家は今の政界に存在しない!(キッパリ) 「タイタニック」から「救命ボート」で脱出すれば助かるだろうなんて「幻想」だ。 有権者の目は厳しいのだ。
「そんなことはあり得ない」と確信しているが、万一麻生総理が(党内の圧力に屈して)撤退したとする。 「前倒し総裁選挙」をやって「新しい総理」((=舛添要一総理)を創れば、自民党は選挙で有利になるだろうか?! 麻生総理の下で選挙をやるより、「獲得議席」は増えるだろうか?! この点についても大いに疑問がある。
さて...もう一度、寝る。 続きは朝のブログで。
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午前(夜中の)2時30分。 暑い! 暑くて眠れない! インドに比べれば(恐らく)大したことはないと思いつつ、日本も暑い! クーラーをかけっぱなしで寝るのは嫌だし..なあ。 冷たい水を一杯飲み、短いブログを書いてから再び寝室に戻る。
「麻生降ろし」をめぐる今回の党内対立が美しくないのは、「政策の対決」ではなく、「選挙に勝つために総理(表紙)を代えられるかどうか」が対立軸になっていることだ。 たとえば「改革派VS守旧派」みたいな構図だったら、メディアに報道されればされるほど自民党の存在感が上がる(イメージアップに繋がる)可能性はないわけではない!
ところが、「両院議員総会の開催をめぐる争い」は(少なくとも国民の目から見ると)「見苦しい内輪もめ」にしか映っていない! 有権者は「自民党は何をやってるんだ。(怒)いろいろ理屈をつけても、人気の落ちた麻生総理では選挙を戦えないので、新しい看板(4枚目)に替えようということではないか!国民不在の内部抗争だ。シラケるなあ!」と思っている。 少なくとも群馬県では、麻生総理を公然と批判する人々に対して「厳しい意見」が多い。 自民党の「コアの支持層」って、もともと「身内の足を引っ張る」みたいな騒動を嫌う傾向がある。 いくら今の麻生総理に人気がなくても、だ。
もう1つ、今回の戦いを不毛なものにしているのは、麻生総理に代わる「選択肢」(=かつての小泉元総理のようなカリスマ)が見あたらないことだ。 明日開催される(?)「両院議員総会」で「党則の変更」が強引に決まりでもしない限り、麻生総理は7月21日に解散に踏み切る。 その場合、「麻生総理の退陣」を要求したまま選挙に突入した議員たちは「政権とは違ったマニフェスト(政権公約)」を掲げることになるだろう。 が、しかし、この「第2自民党」(?)とも言うべきグループが選挙で旋風を巻き起こせる(=国民の熱い支持を受ける)とは到底、思えない!
「政策の知識」や「政治家としての実績」と「国民へのアピール能力」は違う! 党内の「新たな政策グループ」(あるいは新党?)を率いて所属メンバーを当選に導けるような「国民的人気」を持つ政治家は今の政界に存在しない!(キッパリ) 「タイタニック」から「救命ボート」で脱出すれば助かるだろうなんて「幻想」だ。 有権者の目は厳しいのだ。
「そんなことはあり得ない」と確信しているが、万一麻生総理が(党内の圧力に屈して)撤退したとする。 「前倒し総裁選挙」をやって「新しい総理」((=舛添要一総理)を創れば、自民党は選挙で有利になるだろうか?! 麻生総理の下で選挙をやるより、「獲得議席」は増えるだろうか?! この点についても大いに疑問がある。
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麻生総理、信念(選挙の決断)を貫いてください!
2009年7月16日
午前零時5分。 東京の部屋でパソコン画面と向き合っている。 え? 「両院議員総会」が明後日(金曜日)にも開催される見込みだって?! だから1週間も空けないほうがいいと言ったのに!(苦笑) まさか、これで「解散の日程」が動くことはないと思うが...。
先ほどのニュースで、麻生内閣の屋台骨を支えて来た某大臣が麻生総理に「あなたでは選挙を戦えない!」と言ったとか! 事実だとしたら、ちょっと信じられない! 政治家としての「信義」って、ないのだろうか?!(怒)
「麻生総理では選挙を戦えない!表紙を替えるべきだ!」とメディアで発言している人々は、地元の有権者から拍手喝采されているだろうか?! どうしても、そうは思えないなあ。
正直言って、麻生総理にはいろいろと不満もある。 いろいろと注文もある。 が、今回はこう申し上げたい! 麻生総理、総理大臣として決定し、発表した解散総選挙のスケジュールを変えるようなことは絶対にやらないでください!! 「政治リーダー」としてここまで言ったからには(何があっても)自らの信念を貫いて選挙を打ってください!! 物は考え様です! 「四面楚歌」の状況を打ち破って解散に踏み切ったほうが、かえって国民にアピールするかもしれません!!
「内閣総理大臣」の決断は重い! 万が一にも麻生総理が日程を後にずらしたりするようなことがあれば、麻生内閣での総選挙の可能性は消滅する。 その時は麻生総理に「首相としての器がなかった」ということだ。
追伸:
1.国民は「自民党」に反発しているのだ。 「表紙」だけ替えたところで、うまくいくはずがない! もともと、「総理の人気に頼って選挙をやろう」などと思うこと自体が間違っている!! 選挙は個々の議員の努力で勝つしかないのだ!!
2.正直言って、ガッカリした。 「仁義」もなく自分だけが目立てばいいってことか! もう、次はないから、ね!!(キッパリ)
3.今晩、「安倍晋三元総理」と「菅義偉選対副委員長」に電話した。 何を話したかは...書かない!(我慢、我慢)
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午前零時5分。 東京の部屋でパソコン画面と向き合っている。 え? 「両院議員総会」が明後日(金曜日)にも開催される見込みだって?! だから1週間も空けないほうがいいと言ったのに!(苦笑) まさか、これで「解散の日程」が動くことはないと思うが...。
先ほどのニュースで、麻生内閣の屋台骨を支えて来た某大臣が麻生総理に「あなたでは選挙を戦えない!」と言ったとか! 事実だとしたら、ちょっと信じられない! 政治家としての「信義」って、ないのだろうか?!(怒)
「麻生総理では選挙を戦えない!表紙を替えるべきだ!」とメディアで発言している人々は、地元の有権者から拍手喝采されているだろうか?! どうしても、そうは思えないなあ。
正直言って、麻生総理にはいろいろと不満もある。 いろいろと注文もある。 が、今回はこう申し上げたい! 麻生総理、総理大臣として決定し、発表した解散総選挙のスケジュールを変えるようなことは絶対にやらないでください!! 「政治リーダー」としてここまで言ったからには(何があっても)自らの信念を貫いて選挙を打ってください!! 物は考え様です! 「四面楚歌」の状況を打ち破って解散に踏み切ったほうが、かえって国民にアピールするかもしれません!!
「内閣総理大臣」の決断は重い! 万が一にも麻生総理が日程を後にずらしたりするようなことがあれば、麻生内閣での総選挙の可能性は消滅する。 その時は麻生総理に「首相としての器がなかった」ということだ。
追伸:
1.国民は「自民党」に反発しているのだ。 「表紙」だけ替えたところで、うまくいくはずがない! もともと、「総理の人気に頼って選挙をやろう」などと思うこと自体が間違っている!! 選挙は個々の議員の努力で勝つしかないのだ!!
2.正直言って、ガッカリした。 「仁義」もなく自分だけが目立てばいいってことか! もう、次はないから、ね!!(キッパリ)
3.今晩、「安倍晋三元総理」と「菅義偉選対副委員長」に電話した。 何を話したかは...書かない!(我慢、我慢)
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それでも「麻生降ろし」に反対する
2009年7月15日:パート4
午後(夜の)10時。 赤坂のカフェ・レストランで「遅い夕食」を注文した。 午後(夜の)7時40分から中央大学政策大学院の授業。 ゲスト講師に迎えた「平沢勝栄衆院議員」の話は本当に面白かった。 あらゆるメディアを最大限に活用していることに加え、地元での地道な活動にも全く手を抜いていない! 「選挙が強い」のは平沢氏の「努力の積み重ね」だ。
先ほど、某政治家から電話があった。 中大での授業が始まる前に「両院議員総会開催を要求出来る3分の1の署名」が集まりそうだという情報は得ていた。 が、「必要な数」が揃ったらしい。 正直言って「難しいだろう」と思っていたが、スゴい起動力だ。(ふう)
断っておくが、自分はこの動きの先頭に立っている「中川秀直元幹事長」や「塩崎恭久元官房長官」や「世耕弘成参院議員」を批判するつもりはない! 「政策」を真面目に議論して来たこの3人を(それぞれ違った意味で)尊敬している。 「彼ら」は「確固たる信念」に基づいて行動しているのだ。 以前のブログにも書いたが、「前倒し総裁選挙」を求めるグループの中には、親しい若手・中堅議員も含まれている。
が、しかし、山本一太の考えは違う! 「両院議員総会」を開けば、「麻生総理で行くべき派」と「表紙を変えるべき派」の間の「罵り合い」になる。 マスコミは「麻生降ろしのための総会」と報道する。 「断末魔の内輪もめ」なんて揶揄される可能性が高い。 ふと思う。 今回、署名をした120名以上の(?)議員たちは、全員が「麻生総理を引き摺り降ろす」ことに賛成なのだろうか?! 署名をした議員たちにも「思惑の違い」や「温度差」があるのではないか?!
たとえば、この「両院議員総会」が「麻生総理のマニフェストに注文をつける」とか、「自民党の選挙戦略を話し合う」ような「純然たる総会」であれば反対する理由はない! 自分だって署名したかもしれない。 が、この段階での「両院議員総会開催」を目指して動いて来た人々の狙いは(何度も言っているように)「解散日程を遅らせること」と「麻生総理を辞めさせること」(=新しい「表紙」で選挙を戦う)だ。 仮に「私はそんなつもりで署名したのではない」という議員がいても、世間的には「麻生降ろしの集まり」にしか見られない!! 「麻生降ろしまでは考えていないのに署名した」政治家たちは、そのことが分かっているだろうか?!
断言するが、麻生総理大臣は7月21日(火)に100%、解散する! いかなる反対があろうと、全ての閣僚が解散のサインを拒否しようと、絶対に引き下がらないだろう! ここで「選挙」が出来なかったら、日本のリーダーというより、政治家としての「存在意義」を疑われるからだ。(いつも言ってるでしょ?人間のプライドや美学は計算を超越するって!) そうだとすると、自民党は「両院議員総会での怒号飛び交う場面」を最後の印象として世の中に放った直後、「分裂状態のままで」選挙に突入することになる! これは「最悪のシナリオ」だ。(ため息)
あ、埼玉の「柴山昌彦衆院議員」から電話が来た。 次回のブログに続く。
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午後(夜の)10時。 赤坂のカフェ・レストランで「遅い夕食」を注文した。 午後(夜の)7時40分から中央大学政策大学院の授業。 ゲスト講師に迎えた「平沢勝栄衆院議員」の話は本当に面白かった。 あらゆるメディアを最大限に活用していることに加え、地元での地道な活動にも全く手を抜いていない! 「選挙が強い」のは平沢氏の「努力の積み重ね」だ。
先ほど、某政治家から電話があった。 中大での授業が始まる前に「両院議員総会開催を要求出来る3分の1の署名」が集まりそうだという情報は得ていた。 が、「必要な数」が揃ったらしい。 正直言って「難しいだろう」と思っていたが、スゴい起動力だ。(ふう)
断っておくが、自分はこの動きの先頭に立っている「中川秀直元幹事長」や「塩崎恭久元官房長官」や「世耕弘成参院議員」を批判するつもりはない! 「政策」を真面目に議論して来たこの3人を(それぞれ違った意味で)尊敬している。 「彼ら」は「確固たる信念」に基づいて行動しているのだ。 以前のブログにも書いたが、「前倒し総裁選挙」を求めるグループの中には、親しい若手・中堅議員も含まれている。
が、しかし、山本一太の考えは違う! 「両院議員総会」を開けば、「麻生総理で行くべき派」と「表紙を変えるべき派」の間の「罵り合い」になる。 マスコミは「麻生降ろしのための総会」と報道する。 「断末魔の内輪もめ」なんて揶揄される可能性が高い。 ふと思う。 今回、署名をした120名以上の(?)議員たちは、全員が「麻生総理を引き摺り降ろす」ことに賛成なのだろうか?! 署名をした議員たちにも「思惑の違い」や「温度差」があるのではないか?!
たとえば、この「両院議員総会」が「麻生総理のマニフェストに注文をつける」とか、「自民党の選挙戦略を話し合う」ような「純然たる総会」であれば反対する理由はない! 自分だって署名したかもしれない。 が、この段階での「両院議員総会開催」を目指して動いて来た人々の狙いは(何度も言っているように)「解散日程を遅らせること」と「麻生総理を辞めさせること」(=新しい「表紙」で選挙を戦う)だ。 仮に「私はそんなつもりで署名したのではない」という議員がいても、世間的には「麻生降ろしの集まり」にしか見られない!! 「麻生降ろしまでは考えていないのに署名した」政治家たちは、そのことが分かっているだろうか?!
断言するが、麻生総理大臣は7月21日(火)に100%、解散する! いかなる反対があろうと、全ての閣僚が解散のサインを拒否しようと、絶対に引き下がらないだろう! ここで「選挙」が出来なかったら、日本のリーダーというより、政治家としての「存在意義」を疑われるからだ。(いつも言ってるでしょ?人間のプライドや美学は計算を超越するって!) そうだとすると、自民党は「両院議員総会での怒号飛び交う場面」を最後の印象として世の中に放った直後、「分裂状態のままで」選挙に突入することになる! これは「最悪のシナリオ」だ。(ため息)
あ、埼玉の「柴山昌彦衆院議員」から電話が来た。 次回のブログに続く。
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平沢勝栄衆院議員が語る「メディアと選挙」
2009年7月15日:パート3
午後(夜の)6時30分。 あと10分ほどで中央大学のキャンパスに向かう。 今晩の「中央大学政策大学院:政治とメディア」の講義には、「特別講師」として平沢勝栄衆院議員を招いた。 「メディアと選挙」というテーマを中心に「政治とマスコミの問題」を幅広く語ってもらう。 平沢氏との対決、ちょっと楽しみだ、な。(ニッコリ)
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午後(夜の)6時30分。 あと10分ほどで中央大学のキャンパスに向かう。 今晩の「中央大学政策大学院:政治とメディア」の講義には、「特別講師」として平沢勝栄衆院議員を招いた。 「メディアと選挙」というテーマを中心に「政治とマスコミの問題」を幅広く語ってもらう。 平沢氏との対決、ちょっと楽しみだ、な。(ニッコリ)
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シナリオなき、不毛の戦い:その2
2009年7月15日:パート2
「その1」で、「両院議員総会開催を求める署名集めが停滞しているのは、この『麻生降ろし』をめぐる戦いが『シナリオのない不毛なゲーム』であることを多くの自民党議員が(直感的に)感じ取っているからだ」と書いた。 もう少し詳しく解説したい。
まず認識しなければならないのは、麻生総理が「選挙日程を変える」ことはもはやあり得ないという事実だ。 「8.30選挙」はマスコミでも大々的に報道された。 個々の議員は選挙に向けて(すでに)動き出している。 この段階で「ほんの少しでもブレる」(たとえば解散日程を先に延ばす等)ことは「麻生内閣の終焉」を意味する。 そんなことをしたら「総理の座」から引きずり降ろされるばかりか、政治家としても「ジ・エンド」でしょう。 麻生首相はもう「ルビコン川を渡った」のだ。
結論から言うと、「両院議員総会」をやろうとやるまいと、「来週解散」の流れを止めることは出来ない! いや、「両院議員総会」は開かれないと思う。 第1に「両院議員総会開催要求に必要な3分の1の署名」を集めるのは極めて難しい。 第2に、よしんば署名が集まったとしても「7日以内に召集のルール」がある。 「7月21日の解散」であれば、総理を縛れないことになる。
少し想像を働かせてみよう。 仮に「3分の1以上の署名」が集まって「両院議員総会」が開催されたとする。 この総会が「大荒れ」になることは間違いない! 「前倒し総裁選推進派」が次々に立ち上がって「選挙日程の変更」と「麻生総理の退陣」を迫る。 これに対して、「麻生支持グループ」の議員も「麻生総理で選挙を戦うべきだ!」と反論する。 場内は「怒号の渦」に包まれるだろう。
各メディアは夜のニュースで「総会の模様」を大々的に報道する。 この「麻生降ろしをめぐる批判合戦」を見て、自民党のイメージは上がるだろうか?! 国民は「表紙(総理)を替えるか替えないでやり合う政治家たち」の姿を見て、「この人々を応援しよう!」と思うだろうか?! 自分は「逆の現象」が起こると思う。 マスコミはこの「美味しいイベント」を「選挙に勝ちたいがための内輪もめ」みたいに描くだろう。 野党は「内閣不信任案に反対しておきながら、全く矛盾した行動だ!」と反麻生勢力を責め立てるに違いない!!
しかも、「両院議員総会」の場で「決着」はつかない! 「麻生総理では選挙を戦えない派」と「麻生総理でやるしかない派」が、それぞれ8人くらいづつ発言して会議は終了する。 「ガス爆発」を起こした直後に、解散総選挙に突入するのだ。
あ、電話が入って来た。 続きは「シナリオなき、不毛の戦い:その3」で。
追伸:「テレビでの露出が増えれば自動的に選挙区の票が増える」というのは「間違った理論」だ。
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「その1」で、「両院議員総会開催を求める署名集めが停滞しているのは、この『麻生降ろし』をめぐる戦いが『シナリオのない不毛なゲーム』であることを多くの自民党議員が(直感的に)感じ取っているからだ」と書いた。 もう少し詳しく解説したい。
まず認識しなければならないのは、麻生総理が「選挙日程を変える」ことはもはやあり得ないという事実だ。 「8.30選挙」はマスコミでも大々的に報道された。 個々の議員は選挙に向けて(すでに)動き出している。 この段階で「ほんの少しでもブレる」(たとえば解散日程を先に延ばす等)ことは「麻生内閣の終焉」を意味する。 そんなことをしたら「総理の座」から引きずり降ろされるばかりか、政治家としても「ジ・エンド」でしょう。 麻生首相はもう「ルビコン川を渡った」のだ。
結論から言うと、「両院議員総会」をやろうとやるまいと、「来週解散」の流れを止めることは出来ない! いや、「両院議員総会」は開かれないと思う。 第1に「両院議員総会開催要求に必要な3分の1の署名」を集めるのは極めて難しい。 第2に、よしんば署名が集まったとしても「7日以内に召集のルール」がある。 「7月21日の解散」であれば、総理を縛れないことになる。
少し想像を働かせてみよう。 仮に「3分の1以上の署名」が集まって「両院議員総会」が開催されたとする。 この総会が「大荒れ」になることは間違いない! 「前倒し総裁選推進派」が次々に立ち上がって「選挙日程の変更」と「麻生総理の退陣」を迫る。 これに対して、「麻生支持グループ」の議員も「麻生総理で選挙を戦うべきだ!」と反論する。 場内は「怒号の渦」に包まれるだろう。
各メディアは夜のニュースで「総会の模様」を大々的に報道する。 この「麻生降ろしをめぐる批判合戦」を見て、自民党のイメージは上がるだろうか?! 国民は「表紙(総理)を替えるか替えないでやり合う政治家たち」の姿を見て、「この人々を応援しよう!」と思うだろうか?! 自分は「逆の現象」が起こると思う。 マスコミはこの「美味しいイベント」を「選挙に勝ちたいがための内輪もめ」みたいに描くだろう。 野党は「内閣不信任案に反対しておきながら、全く矛盾した行動だ!」と反麻生勢力を責め立てるに違いない!!
しかも、「両院議員総会」の場で「決着」はつかない! 「麻生総理では選挙を戦えない派」と「麻生総理でやるしかない派」が、それぞれ8人くらいづつ発言して会議は終了する。 「ガス爆発」を起こした直後に、解散総選挙に突入するのだ。
あ、電話が入って来た。 続きは「シナリオなき、不毛の戦い:その3」で。
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