初フライデーされた楽天・田中将大投手（２０）。撮影時期と掲載までの空白の時間が謎めいていたが、その理由が球団内でも諸説飛び交っている。

　田中がタレント・もりちえみ（２４）のマンションで一夜を過ごしたと、１０日発売のフライデーが報道。この件について沈黙を守ってきた田中は、自身のブログで「ここ数日色んな意味でファンの皆さん、そして僕を支えてくれている方々にご心配をお掛けしてしまったこと本当にすみませんでした」と騒動を謝罪した。

　そもそも、この写真は６月上旬に撮られたもの。田中からはすぐ球団に「撮られました」と報告が入っていたが、いつまでたっても掲載されないため、「一体何があったんだ」と球団内で話題になっていたという。

　まず考えられたのが、女性の名前がわからなかったという説。ところが、フライデーには「週末、家でテレビを見ていた記者は思わずイスから飛び起きた」といったくだりがあり、そこで相手の名前がわかったと記している。

　これを見て、球団は「あんな暗いところで、遠くから写真を撮った人物を、ちょっとテレビで見たぐらいでわかるわけがない」と、撮る前から相手がわかっていたとの結論に達したという。

　関係者によると、田中はフライデーと同じ講談社の女性誌「ｗｉｔｈ」（６月２７日発売）７月号に登場しており、フライデーが先に出れば、掲載中止を求められる可能性があるため、見送っていたのではないかという。

　また、講談社「週刊現代」も７月１３日発行号の巻頭グラビアで田中を大特集。立ち入りが許されないロッカーでの取材を、楽天創設５年目で初めて許可し、上半身裸姿を撮らせるなど、大サービスしているだけに、この発売の後に回した可能性も指摘する。

　もっとも楽天は「ウチの方針としては、野球の雑誌に出るより、週刊誌や女性誌に出た方が、野球ファン以外の目に触れるから、なるべくいろんな媒体に取材してほしいというのがある」と心の広いところをみせている。田中としては、１つ大きな勉強をしたことだけは確かといえそうだ。