2009年7月16日3時1分
「ひとりの人間にとっては小さな一歩だが、人類にとって偉大な飛躍だ」――。日本時間で21日は米アポロ11号のアームストロング船長が人類初の月面着陸をはたし、この言葉を残してからちょうど40年。米航空宇宙局(NASA)はこれを記念して16日から、アポロ11号の打ち上げから帰還までの実況中継の録音音声を、同じ日の同じ時刻にインターネットで配信する。
配信するのは、アポロ11号打ち上げの2時間前にあたる日本時間の16日午後8時32分から、月面の「静かの海」に着陸し、太平洋上に無事に着水する25日午前1時51分までの約8日間の録音。3人の飛行士と、地上の管制チームとのやりとりなどが収録されている。
音声はNASAのウェブサイト(http://www.nasa.gov/externalflash/apollo11_radio)で配信される。
アームストロング船長の月面着陸時の「第一声」は、21日の正午ごろに聞ける。(田中康晴)