株式会社エヌアールエス
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将来構想
 
   
     
   
     
 
通常の採油方法では採集しにくく流動性の無い超重質石油資源であるオイルサンドの埋蔵量は 1.2 兆バレルともいわれ、世界中が注目すると共にオイルサンドから重質油を抽出するための試行錯誤を繰り返しているという現状にあります。しかし現段階において、オイルサンドからの重質油抽出は行われてはいるものの、その抽出方法やコストなどの面から極めて有効とされる技術がなく、画期的な抽出方法が待たれているという状況です。このオイルサンドの 90 %以上は、カナダとベネズエラの 2 カ国に賦存しています。

当社では、 2002 年カナダのアルバータ州からオイルサンドを取り寄せ、 OSS 実験機によるオイルスラッジ処理と同様の分離処理実験を試み、オイルサンドからも油分を抽出することに成功しています。

オイルサンドイメージ
この実績を基に、 OSS を用いた“オイルサンドからの重質油抽出”という、エネルギー資源の開拓を視野に入れた事業展開に取組んで参ります。
 
     
   
     
 
オイルサンドの他にも地球上には第 2 、第 3 の新たな石油資源として注目されている天然資源があります。ベネズエラ・オリノコ川付近に存在するオリノコ重油は埋蔵量が 9,000 億バレル余り、米国・ブラジルを中心に埋蔵量の多いオイルシェールは約 3.5 兆バレルといわれ、オイルサンドと併せた原始埋蔵量はおよそ 5.8 兆バレルと推定されています。

2005 年現在、原油の推定埋蔵量は発見期待埋蔵量を含めて約 1.6 兆バレルで可採年数は約 60 年との報告がありますが、新たな石油資源の利用が実現した場合には、可採年数は 280 年と 5 倍近く延長することになります。

これらの天然資源は、従来の技術では、採掘してから実用化される油分を抽出するまでに多大なコストがかかるため、本格的な流通段階に至っていないのが現状ですが、近年の原油価格の高騰により、新たな資源への注目はより一層高まっています。

オイルシェールイメージ
オイルサンド同様、当社はオリノコ重油、オイルシェールからの油分抽出をも視野に入れた資源開拓に取組んで参ります。
 
新資源の埋蔵量予測図