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三宅一生さん、被爆体験告白=オバマ大統領の広島訪問期待−米紙

7月15日11時58分配信 時事通信

 【ニューヨーク14日時事】14日付の米紙ニューヨーク・タイムズは、世界的デザイナー三宅一生さん(71)の寄稿を掲載した。広島県出身の三宅さんは自分は被爆者だと告白した上で、被爆体験を語ることに「かつてないほど個人的かつ倫理的責務を感じている」と核廃絶への思いを吐露。オバマ米大統領の広島訪問に期待を示した。
 三宅さんは、核兵器のない世界を訴えたオバマ大統領の演説が「わたしの深い部分に埋もれていた何かを呼び覚ました」と指摘。7歳の時に被爆し、母親も放射線被ばくで死亡したと明かし、目を閉じれば今でも「赤い閃光(せんこう)と直後の黒い雲、逃げ惑う人々」が浮かぶと述べた。
 三宅さんは、「破壊ではなく創造できるものについて考えることを好んできた」「『原爆を生き延びたデザイナー』と呼ばれたくなかった」ため、原爆の記憶の共有を避けてきたが、広島について議論すべきだと気付いたという。原爆の日である8月6日の広島訪問要請をオバマ大統領が受け入れるよう希望すると訴えている。 

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最終更新:7月15日12時43分

時事通信

 

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