県内ニュース
イブニング・シックス
産廃不法投棄の疑い 鮫川村の会社社長逮捕(07月15日)
工事現場から出た産業廃棄物を山に不法に捨てた疑いで、鮫川村にある会社の社長が警察に逮捕されました。廃棄物処理法違反の疑いで逮捕されたのは、鮫川村にある解体工事会社「鮫建商事(さめけんしょうじ)」の社長三瓶和則(かずのり)容疑者30歳です。警察によりますと三瓶容疑者は、自分の会社が請け負った解体工事の現場から出たコンクリートなどの産業廃棄物およそ760キロを、棚倉町の山の中に不法に捨てた疑いが持たれています。三瓶容疑者は数年前から借りた土地数か所で不法投棄を繰り返していたと見られ、量はあわせて数百トンに上ると見られています。三瓶容疑者は警察の取り調べに対して「処理費用を浮かしたかった」と話し、容疑を認めているということです。
須賀川の牛丼店強盗 被告に懲役5年求刑(07月15日)
ことし4月、須賀川市の牛丼店に押し入り、現金を奪ったとして強盗の罪に問われている男の裁判で検察は懲役5年を求刑しました。強盗の罪に問われているのは須賀川市の無職渡辺裕太(わたなべゆうた)被告23歳です。起訴状によりますと渡辺被告はことし4月、須賀川市の牛丼店に金属バットを持って押し入り、店員を脅して、レジから現金3万8000円を奪ったとされています。きょうの初公判で渡辺被告は、起訴内容を全て認めました。検察は「次の犯行に使うためのナイフを準備するなど反省の態度が乏しい」として渡辺被告に懲役5年を求刑しました。ところできょうの法廷で検察は、店の防犯カメラに録画された犯行の映像をスクリーンに映し出しました。これからの裁判員裁判を意識したもので県内の裁判では初めてのことです。
福島大学陸上競技場に新しい夜間照明設備(07月15日)
陸上競技の名門福島大学の陸上競技場に新しい夜間照明が設置されました。福島大学の競技場には、これまでも照明設備がありましたが、明るさが足りなかったことから、新しく6基の照明塔が設置されました。きょう午後4時半から点灯式が行われ、今野順夫(としお)学長などがスイッチを入れるとトラックが照明塔の明るい光に照らされました。福島大学陸上部は、400メートルの日本記録保持者、丹野麻美選手など数多くのトップアスリートを輩出している名門で練習環境の充実でさらにレベルアップを目指します。
懐かしい建物写真 日銀福島支店でパネル展(07月15日)
開設から110周年を迎えた福島市の日本銀行福島支店で昔の写真などを集めたパネル展が始まりました。日本銀行福島支店は、明治32年のきょう7月15日に全国で7番目の店舗として開設されました。それから110周年となるのを記念して開かれたパネル展では、支店のこれまで歩みを写真で紹介しています。これは開設された当時の出張所で土蔵造りの建物は糸問屋から買い取ったものでした。大正時代に建てられた店舗は、レンガ造りのモダンな外観が特徴で市民に親しまれていました。このほか会場には、お金の知識が学べるパネルや江戸時代の小判のレプリカなどが展示されています。このパネル展は来月31日まで開かれています。
いわき市内の9海水浴場で一斉に海開き(07月15日)
いわき市の9つの海水浴場できょう一斉に海開きが行われました。メイン会場の永崎(ながさき)海水浴場ではサンシャインガイドいわきの草野真美(くさのまみ)さんが海開きを宣言しました。そして、地元の中学生など訪れた人たちが早速、海に入って初泳ぎを楽しみました。きょうの水温は18度とまだ冷たさを感じるもののまぶしい太陽の光のもとで気持ちよさそうに水しぶきを上げていました。また波打ち際では、撮影会が行われ、サンシャインガイドたちがカメラマンの注文に応えてポーズをとっていました。いわき市内の海水浴期間は、来月19日まででおよそ100万人の人出が見込まれています。
性的暴行未遂 南会津町職員に実刑判決(07月15日)
今年4月知り合いの女性に暴行をしようとしたとして強姦未遂の罪に問われた南会津町職員の男に懲役2年6か月の実刑判決が言い渡されました。判決を受けたのは南会津町教育委員会生涯学習課の廣野(ひろの)弥一郎(やいちろう)被告27歳です。判決によりますと廣野被告は、今年4月、町内の公園の駐車場に停めた車の中で知り合いの20代の女性に性的な暴行をしようとしたというものです。きょうの判決公判で地裁会津若松支部の齋藤紀子(さいとうのりこ)裁判長は「交際を断られた女性に暴行をすれば気を許してもらえると考えた動機は、身勝手で教育行政にかかわる被告の犯行が地域社会に与えた影響も大きい」として廣野被告に懲役2年6か月の実刑判決を言い渡しました。南会津町の教育委員会は「今後処分を検討したい」とコメントしています。
県が新規高卒者の求人確保を要請(07月14日)
厳しい雇用情勢を受け県などはきょう経済団体に対し来年の春に高校を卒業し就職を希望する生徒の求人を確保するよう求めました。要請をしたのは県の松本友作(ゆうさく)副知事や福島労働局長などで今月1日に公開された新規高卒者の求人状況が厳しいことから毎年8月に行っている要請を前倒しして行いました。きょうは始めに県商工会議所連合会を訪れ求人の確保や求人票の早期提出を求めました。県によりますと県内への就職を希望する新規高卒者は5207人ですが先月末(まつ)現在の求人数は903人にとどまっています。要請を受けた県商工会議所連合会は「一人でも多く雇用できるよう事業所と協力し取り組んでいきたい」と話していました。
臓器移植法改正で県腎協が県に要望(07月14日)
臓器移植法の改正案がきのう国会で成立した中、腎臓病の患者でつくる団体が県に対し県内での臓器移植体制の拡大と充実を要望しました。きのう成立した臓器移植法の改正案では「脳死を人の死」と位置づけ、家族の同意があれば0歳からの臓器提供が可能となったことから臓器移植がこれまでより大幅に増える見通しとなっています。こうした中、きょう県内の腎臓病患者でつくる県腎臓病協議会が県の阿久津文作(あくつぶんさく)保健福祉部長を訪ね、県内の臓器移植体制の拡大と充実を求める要望書を手渡しました。要望では、現在県内にあわせて9つある臓器を移植・提供する医療機関の拡大と充実を図ることやことし4月から不在となっている県の臓器移植コーディネーターを早急に確保することなどを求めました。これに対し、阿久津部長は「臓器移植についてまず県民に理解してもらうことが大切。コーディネーターは近いうちに選考するので早めに配置したい」との考えを示しました。
演習地脇のゴルフ場で金属片見つかる(07月14日)
きのう、自衛隊の演習場に隣接する福島市のゴルフ場で金属片が見つかり、自衛隊が、当時、行っていた爆破訓練との関連を調べています。陸上自衛隊福島駐屯地によりますときのう午前11時ごろ、福島市松川町にあるゴルフ場にプレー中の客から「金属片が落ちてきた」と連絡がありました。当時、ゴルフ場に隣接する自衛隊の水原演習場では、火薬を使った爆破訓練を行っていて連絡を受けた自衛隊では、訓練を中止しました。当時ゴルフ場にはおよそ180人の客がいましたが、ケガはありませんでした。見つかった金属片は、11センチ四方で厚さが1センチあるということです。駐屯地では、演習場から金属片が飛んだ可能性があるとして現在、調査を進めています。
南相馬鹿島で男児が排水池に転落、死亡確認(07月14日)
きょう午後、南相馬市で1歳の男の子が自宅の敷地内の池に落ちているのが見つかり、まもなく死亡しました。消防などによりますときょう午後1時ごろ、南相馬市鹿島区に住む女性から「孫が池に落ちた」と通報がありました。これまでの調べで、落ちたのは1歳の男の子で、発見した祖母によってすぐに引き上げられ、救急車で市内の病院に運ばれましたが、発見からおよそ1時間後50分後に死亡が確認されました。男の子が見つかったのは自宅の敷地内にある排水を溜めるための池で、縦横150センチと60センチ深さは20センチほどで、周りに柵などは取り付けられていなかったということです。・近所の人インタ男の子は事故当時祖母などと3人で家にいましたが、消防などによりますと祖母は、「およそ30分ぐらい目を離した隙にいなくなった」と話していたということです。このため警察では男の子が誤って池に転落した可能性が強いと見て、詳しい原因を調べています。
福島市で園児送迎バスが衝突事故(07月14日)
きょう、福島市の国道で幼稚園の送迎バスと普通乗用車が衝突する事故がありました。事故があったのは福島市舘ノ前(たてのまえ)の国道115号線で、きょう午前9時半頃、幼稚園の大型バスと道路左側の路地から出てきた普通乗用車が出会い頭に衝突しました。幼稚園によりますと、バスには、園児16人を含む18人が乗っていて、このうち、園児4人が座席に頭をぶつけるなどして傷みを訴えたということですが、ケガはありませんでした。また、乗用車を運転していた女性にケガはありませんでした。事故当時、バスは幼稚園に向かう途中で、警察では乗用車を運転していた女性の前方不注意と見て事故の原因を調べています。