●朝日新聞の報道記事 朝日新聞11日付朝刊は「修正報告の誤り、鳩山代表認める、故人献金問題」という見出しで次の記事を配信した。
「民主党の鳩山由紀夫代表の虚偽献金問題で、政治資金収支報告書の修正により献金記録が削除された複数の人が「献金した」と語っているとの朝日新聞の指摘について、鳩山氏は10日、日本記者クラブの会見で「(削除の中に)現実には寄付していただいた方も何名かいた」と認めた。修正した報告書にも誤りがあることを認めた形で、報告書の再修正が必要になりそうだ。
実際の献金者を削除する結果になった今回の調査方法について、鳩山氏は「(実務担当の)秘書の記憶の中で、確実に寄付をいただいた方以外をミスではないかという発想のもとで削除した」「(報告書の調査の依頼をした)弁護士の判断で行われた」と話した。
鳩山氏の献金問題は5万円以下の匿名献金が他の議員に比べて突出して多いなど、いまだに不明点も多く残る。「いつまでに解明するのか」との記者の問いに、鳩山氏は「私は当事者なので秘書と会うのはやめてほしいと言われている。今のところ弁護士に任せるしかない」と回答。
国会で自ら説明することについては「私もそのような考えを持ったのは事実」としつつ「党はそのような環境にはしたくないということなので、党の決定に従う」と明言を避けた。」(朝日新聞)
●本誌編集長が民主党を斬る「鳩山次期総理大臣が政治資金収支報告書の再修正することになりそうだ、という。私はこの問題は次期総理の問題だけに国民に影響の大きな問題だと思う。「秘書が勝手にやった」とする鳩山氏の説明を了としている民主党は事の重み付けが分っていないと思う。一部マスコミも「自民党はどうなんだよ」と捉えるのもまぜっかえしで次期総理の重みが分っていない。
しかも、告発が出ているのだから、鳩山氏側が選んだ弁護士に任せるしかないという鳩山氏の説明はおかしい。最高検は告発を東京地検から移送させ、しかるべき検事を指名し、調べさせるべきだ。それほど大きな問題だからだ。捜査は適宜公開とすることはいうまでもない。
次期総理大臣には「法の番人が、遵法精神高揚のため邪魔にならない人を国民に選ばせてほしいものだ」