岡山放送局

2009年7月15日 21時1分更新

三菱社長が電気自動車


三菱自動車工業が生産を開始した電気自動車を、公用車として導入する予定の総社市で、15日市民を対象にした電気自動車の試乗会が行われ、三菱自動車の社長がみずから性能や乗り心地などをアピールしました。

総社市役所の駐車場で開かれた試乗会には、地元の子どもたちや自動車部品メーカーの関係者をはじめとする市民、およそ250人が集まりました。

試乗会には三菱自動車の益子修社長が訪れ「三菱の自動車を購入した人に補助金を出すなど、総社市が苦しい時に応援してくれたことに感謝しています。きょうは電気自動車の良さを多くの方に知って頂きたい」と挨拶しました。

電気自動車は走行中に二酸化炭素を出さないことから環境に優しい次世代の車として期待されていて、先月から倉敷市の水島製作所で生産が始まっています。

市民らは実際に電気自動車に乗って車が静かに走ることや乗り心地を体感していました。

試乗した地元の自動車部品メーカーの関係者は「乗り心地が良くて驚きました。電気自動車が売れることで仕事が増えることを期待しています」と話していました。

総社市では来月10日に電気自動車1台を公用車として導入し、市長や職員らの市内の移動に使うことにしています。