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再開発入居ホテル、モントレ系に変更 仙台・花京院

入居ホテルが変更になった花京院1丁目第1地区の再開発ビル(左)

 仙台市青葉区のJR仙台駅北側で、花京院1丁目第1地区市街地再開発組合が進める再開発事業で、商業施設との複合ビルに入居するホテルが、当初予定された「ホテルリッチフィールド」系から「ホテルモントレ」系に変更されたことが6日、分かった。仙台市内でのホテル競争激化と昨年秋からの不況などを理由に、地場ホテルのリッチフィールド側が出店を辞退し、仙台での業務拡大を狙う大手が参入した。

 同再開発事業は、西街区と東街区に分かれ、西街区に大塚家具(東京)のショールームとホテルが入る地上14階、地下1階のビルを建設中。9階から上階に入居するホテルは客室総数が275室で、8割強がシングルになる見込み。10月末に開業する予定。

 新たなホテル運営業者に決まったのは、総合不動産業のマルイト(大阪市)のグループ企業のホテルモントレ(同)。同社は2004年4月、JR仙台駅前に開業した「ホテルモントレ仙台」など、全国で16ホテルを運営している。

 ホテルモントレは「ホテルの名称や料金設定、既存のホテルモントレ仙台との連携といった運営方針を8月上旬までに決めたい」と話す。

 一方、進出を取りやめた「HOTEL RICHFIELD」(仙台市)の阿部益知社長は「開業が当初予定の昨年10月から大幅に遅れたことが変更の主要因。昨年秋以降の急激な景気悪化に加え、仙台市内でホテル開業が続いて競争が激化し、採算面に不安があると判断した」と説明する。
 同社はグループ会社が仙台、郡山両市で3ホテルを運営している。

 同再開発事業は、西街区が約3700平方メートル、東街区が約2900平方メートル。東街区には29階、地下1階のビルが建設され、マンションとオフィスになる。総事業費は約140億円。建設は08年3月に始まり、東街区のマンションの入居開始は2010年3月の予定。


2009年07月07日火曜日

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