2009/07/14(火) 10:27:31 [カルト対策]

日本人本来の精神性とはかけ離れたカルトの脅し販売
資金源の1つ「霊感商法」

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「多大な迷惑掛けた」=統一教会会長が辞任−特定商取引法違反事件
 印鑑販売会社「新世」(東京都渋谷区)が高額な印鑑を購入させた特定商取引法違反事件などを受け、世界基督教統一神霊協会(統一教会)の徳野英治会長(54)は13日、都内で会見し「世間をお騒がせし、多大な迷惑を掛けた」と謝罪し、会長職を辞任すると明らかにした。 統一教会によると、信者がかかわった同法違反事件は、新世を含め、新潟市や福岡市など5カ所で警察に摘発されている。時事通信Web) 7月13日付記事より参照のため抜粋引用/写真は東京新聞の同旨記事(切り抜き)7月14日朝刊(30面)より参照のため引用

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霊感商法はカルトの財源

 表題の事件は、いわゆる、社会問題と指摘されてる「霊感商法」(脅(おど)し販売)の端的な一例と認識して差し支えない。当時の一部の報道に、「逮捕容疑では、田中容疑者らは 2007年10月〜今年2月の間、新世の事務所で30〜60代の女性5人に対し、「先祖の因縁がある。このままでは家族が不幸になる」などと不安をあおり、1〜3本の印鑑を16万〜120万円で購入させた疑い」(時事通信)とあった。被害に遭った「女性5人」は、露呈した分であり、すなわち、氷山の一角に違いない。被害者は、全国通津浦々で膨大な数に上っている。

 こうした犯罪が露呈し、実行役の、信者の逮捕・起訴などによって不正や犯罪行為が明るみに出ると、先ずは、教団の首脳や幹部は、あたかも、「教団とは無関係の事件」(要旨)であるかに“説明”して逃げる。しかし、その後の捜査によって、実行役と教団との関係性が解明されると、今度は、「信者が勝手にやった」(要旨)ことであるかに言い逃れする。だが、「霊感商法」は規模が大きく、組織的な指示の下で運営しなければ“成り立たない”のである。この点から洞察すれば、その種の“説明”もまた言い逃れに過ぎないことは明白である。

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時事通信Web) 7月13日付記事
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 その意味から、記事に、「信者らの逮捕については「信者の自覚と責任が十分でなかった」「個人の経済活動に法人が指導・監督する立場にない」と強調し、統一教会の組織的な関与を否定した」(時事通信)とある。だが、組織的な「関与」無しには、むしろ、成り立たない。それが、こうした悪徳商法の構図である。とりわけ指摘すべき凶悪な点は、信者を営利活動の具として使った、非信者である一般人を対象とした「脅し販売」にあり、いわば、社会に対する破壊行為に他ならないこと。そして、吸い上げた“利益”は、信者を素通りするかのようにして、朝鮮人の教祖やその取り巻きに“上納”されている、との指摘が止まない、亡者(もうじゃ)のピラミッド構造にある。

 大衆娯楽を装ったパチンコが、所詮は賭博(とばく)であるのと同様に、宗教を装ったカルトは、その正体は精神的暴力による破壊集団であることを明確に峻別して、国害に区分すべき存在に違いない。明らかにこう認識して、法整備の下にパチンコを締め出し、カルトの宗教法人認証を抹消する。それぞれのマネーフローの温床を断つ。次世代に対して、これらの対応の明確化が必須になって来るであろう。
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不安をあおられても、心配無用

 カルトには、その共通した特徴として、入信(入会)しなければ幸せになれない。何かの物品を購入しなければ不幸になる。選挙の投票依頼も仏法活動(要旨)、との倒錯した「信者駆り立て」の論旨がある。だが、いにしえの宗教者(たとえば、釈迦やキリストなど)が、そのような脅しをしたのか、と問えば、現下のカルトのやっていることとは大きく異なるようだ。むしろ、史実に残る名前や教えを都合勝手に使用されて迷惑であろう。そもそもが、脅しに乗らないと「あなたは不幸になる」と宣伝しているに等しく、その本質は、宗教とはかけ離れた「説教強盗」にも通ずる暴力、と認識すれば事の次第が判りやすくなる。


 みなさまが、行く道々で、手相見などをきかっけに、上記のような勧誘や脅しをかける者に遭遇したとしても、これらの輩の言は、一切、信ずるに値しない。どのように間違っても、「不幸になる」とのコケ脅しに乗らないことだ。あくまでも、カルトの教祖らは、所詮は、一介の俗人に過ぎない亡者である。カルトの組織はその「亡者の病理」充足のための、都合勝手な仕組みに過ぎない。末端信者も、1人の人間であるはずで、亡者のために、家庭や仕事を放り出して、人間関係を犠牲にして奉仕する筋合いにはあるまい。冷静に考えれば、カルトの活動それ自体が「不幸」そのものであり、それゆえ、カルトからの脱出は、同時に、「不幸」からの脱出と謂える。
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■ 主な関連記事:

カルト「幸福実現党」の正体 2009/06/30 
統一教会「印鑑脅し販売」一考 2009/06/11 
大学「カルト防止網」一考 2009/03/02 
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【筆者記】

 本来の「信教の自由」を守るための、「カルト防止法」(仮称)があって良いのではないか、とふと思うこともしばしばである。しかし、それ以前の、身近に可能な事項として、おかしな気配を感じれば、誘いに乗らずに遠ざかる。そのために、カルトの予備知識をより深めておく。免疫性を高めておくことが必要だ。特に、秋にかけて全国的に学園祭の時期を迎える。その時期は、同時に、カルトがキャンパスへあからさまな侵出を謀り、学生信者が大量に増える時期に当たる。良識が周知し合って警戒すべきで、予防対策のために、そのどこかでご参考としていただければ、と思い、折々に、カルト対策の小稿を報告してまいりたく思う。以上、紙面を参照し、短稿ながら、小考を報告する。
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