公式記念館の設立について
夏目漱石記念館を建設します。
公式の記念館がまだありません。
夏目漱石は、1916年(大正5年)12月9日、その生涯を閉じました。研究論文から紀行や随筆そして歴史上に残る多くの作品を遺しました。文豪・夏目漱石は、常に人間について、社会について、そして国のかたちについて考え案じていました。一般財団法人 夏目漱石は、この精神を永く後世に継承していくために、公式の記念館の建設を計画しています。 (C)2009 財団法人夏目漱石
21世紀型の漱石記念館
創作活動の場となった建物の復元や、隣接地には小説の舞台にも出てくるような建物や風景を設計した、21世紀を見捉えた記念館にしたいと考えております。人間の価値観が大きく揺らぎ、変換を余儀なくされる時代に我々は立っています。混迷のとき、”夏目漱石ならどう考えたのだろう”という問いかけを聞きました。
夏目漱石の世界は、ここに広がります。
ご来館される方々に何かを感じ取っていただくことがその回答になると思います。そのためには、漱石作品の背景にある資料群、あるいは書簡、現代までの写真や映像などの膨大な文化遺産を収集・保存して一元化、散財を防がなくてはなりません。
できるだけ多くの方々のご協力を得て「共に建てる記念館」こそ夏目漱石の精神を受け継ぐと考え、募金活動をすることにしました。どうかご支援を賜りますよう、お願いいたします。
夏目漱石記念館の主な事業(予定):
・収集保存事業「夏目漱石の全出版物、関連資料、直筆原稿、映像など」
・出版事業「改訂版発行(数年に1回)、データベース構築」
・企画展示事業「年一回を目安に企画展を主催し全国展開、セミナーホールを利用して講演会、読書会、交流会、映像展示など開催」
・広報普及事業「館報、ポスター、オリジナルグッズなど作成(一般流通販売も対象)既設の記念館ホームページを充実