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露天の食品から大腸菌検出 /ソウル

125件中20件が不適合

 のり巻きやサンドイッチなど、サラリーマンが朝食代わりに地下鉄駅周辺で購入する食品の一部から大腸菌が検出された。ソウル市は先月23、24日、市内の地下鉄駅近くの露天で販売されている食品に対する安全性検査を行い、125件のうち20件が不適合だった、と14日発表した。

 今回の検査結果は4月に117件中3件が不適合とされたのに比べ、大幅に増加した。ソウル市は今回の調査で回収したのり巻き45点のうち13点、サンドイッチ13点のうち3点、もち19点のうち3点から食中毒菌が検出されたと発表した。さらにもち2点からは現在、使用が禁止されている人工甘味料のサッカリンナトリウムが検出された。なお、検出された食中毒菌は、汚染指標細菌に指定されている大腸菌や嘔吐(おうと)・下痢を誘発させる黄色ブドウ球菌だった。

 今回の安全性検査はサラリーマンの出勤時間に当たる午前8-9時に合わせて、食品安全推進団の職員45人を地下鉄駅周辺に配置して行われた。ソウル市によると、7-8月に2回、9-10月に1回、再検査を行うという。

 ソウル市関係者は「サラリーマンが朝食として食べているのり巻きやサンドイッチは当日の朝作られるため、ほとんど問題ないと予想していたが、意外な結果となった」と語った。

ピョン・ヒウォン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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