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自民党二階派のパーティー券購入認める 西松建設違法献金第2回公判
このニュースのトピックス:西松建設事件
西松建設の違法献金事件で、政治資金規正法違反罪に問われた準大手ゼネコン「西松建設」元社長、国沢幹雄被告(70)の第2回公判が14日、東京地裁(山口雅高裁判長)で開かれた。自民党二階派の政治団体「新しい波」のパーティー券をダミーの政治団体名義で購入したとされる追起訴分の審理が行われ、国沢被告は「その通りだと思います」と起訴内容を認めた。検察側は論告で禁固1年6月を求刑、弁護側は寛大な判決を求めて結審した。判決は17日。
検察側は冒頭陳述などで、西松建設が公共工事の受注などを期待して以前から二階派を支援。「新しい波」が政治資金パーティーを開催するようになった平成16年以降、二階派の依頼に応じてパーティー券の購入を続けたが、ダミー団体名義で購入するなどして二階派との関係が取りざたされるのを避けていたと指摘した。また、購入したパーティー券は16年以降で総額844万円に上るとした。
追起訴分の起訴状によると、国沢被告は18年6〜7月、西松建設のダミー団体名義で「新しい波」が開催したパーティー券340万円分を購入したとされる。
この事件は市民団体が告発。東京地検特捜部は国沢被告を起訴猶予としたが、東京第3検察審査会が起訴相当と議決したのを受け、6月26日に一転して追起訴した。
また、この日の公判では、税関に無届けのまま海外から計7000万円の裏金を持ち込んだとして外為法違反の罪に問われた西松建設元副社長、藤巻恵次被告(68)に対し、山口裁判長は懲役4月、執行猶予2年(求刑懲役6月)を言い渡した。
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