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| 京都アマ名人の稲葉聡さん(右)と準名人の横山大樹さん=京都新聞文化ホール |
第63回全日本アマチュア将棋名人戦京都府選手権大会(日本将棋連盟、京都新聞社主催、京都府後援)の最終日は12日、京都市中京区の京都新聞文化ホールで決勝トーナメントを行い、向日市の会社員稲葉聡さん(23)が初優勝した。
準優勝は右京区の立命館大1年横山大樹さん(19)。2人は、9月11日から東京で開かれる全国大会に京都府代表として出場する。
最終日は、5日の予選を勝ち抜いた14人に、両丹大会の上位2人を加えた16人がしのぎを削った。
稲葉さんは、兵庫県代表として昨年の全国大会で準優勝した実力者。1回戦で千日手指し直しの接戦を制するなどして勝ち上がり、決勝では横山さんの攻めを巧みにかわして貫禄を示した。稲葉さんは「悪い将棋を何度も逆転することができて幸運でした。全国大会では優勝を狙いたい」と抱負を語った。
会場では、第9回初段獲得戦も行われ、30人が免状取得を目指して熱戦を展開した。
4人1組の予選リーグと決勝トーナメントの結果、八幡市の男山第3中1年立岡佑樹君(13)と奈良県橿原市の会社員松井康守さん(47)に初段が認められた。初出場で初段を獲得した立岡君は「いつも通りに指して、勝つことができました。次は一気に三段を目指します」と意気込んでいた。
主な成績は次の通り。(先が勝ち、敬称略)
◇府選手権◇
【1回戦】山田祥五−佐藤弘之真▽横山大樹−櫻井英孝▽大西就明−安田圭吾▽小野友慈−村上太志▽小林康太郎−藤田晧平▽松井洋二郎−三矢敏弘▽稲葉聡−大西圭介▽岩崎文宏−金子利明
【準々決勝】横山−山田▽小野−大西就▽小林−松井▽稲葉−岩崎
【準決勝】
横山−小野 稲葉−小林
【決勝】
稲葉−横山
◇初段獲得戦◇
【1回戦】前田茉紀−上川政雄▽鏑城匠史−山分祥一▽立岡佑樹−川上貴士▽山下直哉−吉岡寛▽村穂知己−數田雅也▽松井康守−山越勇輝▽山田孝久−佐々木正▽吉澤俊広−竹内正夫
【2回戦】鏑城−前田▽立岡−山下▽松井−村穂▽山田−吉澤
【最終戦】
立岡−鏑城 松井−山田
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