岡山放送局

2009年7月14日 19時24分更新

蝶のオオムラサキを増やそう


高梁市の森に生息している蝶の「オオムラサキ」を増やそうと、幼虫のエサとなる葉を付ける「エノキ」を挿し木する体験教室が高梁市で行われました。

この催しは、高梁地域の里山を守る活動を行っているNPO法人の呼びかけて行われたもので、高梁市の森には高梁幼稚園の園児53人が集まりました。

オオムラサキはエノキの根元に卵を産み、卵からかえった幼虫はエノキの葉を食べて大きくなります。

14日はオオムラサキの生育に欠かせないエノキを森に増やすため、子どもたちがエノキの挿し木を体験しました。

子どもたちは園芸用のポットに水はけの良い土を入れて水をかけた後、10センチほどに切ったエノキの枝を挿していきました。

今日挿し木した枝はポットのまま育てた後、高さが30センチほどに育ってから山に植えるということで、NPO法人ではこうした取り組みを通して森にオオムラサキが増えることを期待していると言うことです。