作成日 2006年3月1日改訂
ようこそ北総・四街道市の里山・成山の森へ
自然を大切にするホームページ
東京から1時間、千葉県四街道市成山は昔ながらの里山です。
訪れた子どもたちは「トトロの森だ」と言いました。この里山は、谷津と台地とその間 にある斜面林からできています。標高10mの谷津は、農業の衰退から休耕田になっていますが、標高30mの台地との間の急斜面には山野草が咲き、昔ながらの田園風景を作っています。
小川にはメダカが泳ぎ、夏の夜はホタルが舞います。タンポポはニホンタンポポばかり。タヌキ・ノウサギ・イタチも生息。アオバズクやノスリ・サシバやカワセミも飛んでいます。
残念ながらこの説明は10年前まででした。国際興業を主体とした区画整理事業の工事が96年秋から始まりまったためです。環境アセスメントも実施されましたが、これで環境は守られたわけではありません。工事は急ピッチで進み、現在の成山は「もののけ姫」の世界です。四街道では空いた住宅地がたくさんあります。また、事業の採算にも疑問があるのに自然の破壊は続きました。
区画整理事業は03年3月で終了するはずでした。しかし、採算が合わないために自然を破壊したままで工事はこうちゃく状態です。とりあえず、事業計画を1年間ずつづ延長しています。開発の免罪符になっている自然の復元もおあずけのままです。
経済的に破綻した区画整理事業と国際興業の経営不振
地価が大幅に下がり事業計画の変更を余儀なくされています。隣接のみそら団地では7年間で地価が43.%下降しました。区画整理事業は地権者の土地を少しずつ出し合い、それを売って事業費に充てるのですが、単純に言うと161億円で売るはずだった土地が48億円でしか売れる目処がたたなくなっているということです。事業費が113億円不足です。
既に、約90億円をつぎ込んでいます。まさに不良債権の製造現場です。
バブルの崩壊があるとしても如何にずさんだったかがわかります。区画整理事業はどこも苦戦していますが、成山は全国でもワースト10に入るぐらい悪い状況だと聞きます。
ところがここで国際興業の経営不振という「救世主」が現れました。区画整理組合の借金は全額、事業代行である国際興業からです。国際興業はバブルの時に不動産部門で大きな負債を抱えて経営が傾きました。UFJ銀行が3000億円以上の債権を放棄し、軽くなったところをアメリカ・ファンドのサーベラス社が資本を注入、経営権を取りました。その方針で不動産部門を売り払い、その結果、05年12月に国際興業は手を引き、業務代行が関西のゼネコン・平和奥田に変わりました。そのとき、約92億円といわれる借金は事実上放棄され、区画整理組合は身軽になり、当初の財政計画で事業がすすめる目処がつきました。バブル崩壊の皮肉な巡り合わせです。
07年4月からは本格的に事業が再開される可能性が出てきました。
そのとき、壊した自然に対して罪悪感を感じて、十分な手当をしてほしいと思います。
成山にメダカ池完成
成山にはメダカがたくさん居ました。レッドデータブックの貴重種にもなったメダカを甦らそうと、残存緑地予定地にメダカ池を作りました。何年かがかりでメダカが泳ぎ、子どもたちが遊べる小川を作りたいものです。
自然について
開発前の里山の風景
里山の山野草
これなあに
里山の動物
自然観察会等の催し
メダカと自然河川
壊された自然、無謀な事業計画。
第7回「四街道の自然」展05年9月20-25日、
四街道市民ギャラリー
第4回四街道市自然展に寄せられた感想
映画会で寄せられた感想
第3回四街道市自然展に寄せられた感想
第2回写真展に寄せられた感想・自然への市民の思い
第1回写真展に寄せられた感想・自然への市民の思い
205名参加で里山を考える会里山の意義を考える。ケビン・ショート氏、筒井迪夫氏との鼎談
1万4千人の請願署名の自然保護運動、四街道市議会は趣旨採択に、議員の対応
写真ハガキ「四街道の自然」
四街道の自然展は5回開かれています。6回目は来年3月の予定です。自然展に出された作品の中から12枚組の写真ハガキが作られています。1組500円で頒布しています。
第1集、第2集、第3集が出されています
写真ハガキ・四街道の自然第1集 、第2集、第3集
自己紹介・楽しい農業
農作業 稲作 健康のもとウコン ケナフ 竹炭つくり
みこし作り
カルメ焼き作り
あなたは

+13000人目の訪問者です。ありがとうございました。