県内ニュース

イブニング・シックス

県が新規高卒者の求人確保を要請(07月14日)

厳しい雇用情勢を受け県などはきょう経済団体に対し来年の春に高校を卒業し就職を希望する生徒の求人を確保するよう求めました。要請をしたのは県の松本友作(ゆうさく)副知事や福島労働局長などで今月1日に公開された新規高卒者の求人状況が厳しいことから毎年8月に行っている要請を前倒しして行いました。きょうは始めに県商工会議所連合会を訪れ求人の確保や求人票の早期提出を求めました。県によりますと県内への就職を希望する新規高卒者は5207人ですが先月末(まつ)現在の求人数は903人にとどまっています。要請を受けた県商工会議所連合会は「一人でも多く雇用できるよう事業所と協力し取り組んでいきたい」と話していました。

臓器移植法改正で県腎協が県に要望(07月14日)

臓器移植法の改正案がきのう国会で成立した中、腎臓病の患者でつくる団体が県に対し県内での臓器移植体制の拡大と充実を要望しました。きのう成立した臓器移植法の改正案では「脳死を人の死」と位置づけ、家族の同意があれば0歳からの臓器提供が可能となったことから臓器移植がこれまでより大幅に増える見通しとなっています。こうした中、きょう県内の腎臓病患者でつくる県腎臓病協議会が県の阿久津文作(あくつぶんさく)保健福祉部長を訪ね、県内の臓器移植体制の拡大と充実を求める要望書を手渡しました。要望では、現在県内にあわせて9つある臓器を移植・提供する医療機関の拡大と充実を図ることやことし4月から不在となっている県の臓器移植コーディネーターを早急に確保することなどを求めました。これに対し、阿久津部長は「臓器移植についてまず県民に理解してもらうことが大切。コーディネーターは近いうちに選考するので早めに配置したい」との考えを示しました。

演習地脇のゴルフ場で金属片見つかる(07月14日)

きのう、自衛隊の演習場に隣接する福島市のゴルフ場で金属片が見つかり、自衛隊が、当時、行っていた爆破訓練との関連を調べています。陸上自衛隊福島駐屯地によりますときのう午前11時ごろ、福島市松川町にあるゴルフ場にプレー中の客から「金属片が落ちてきた」と連絡がありました。当時、ゴルフ場に隣接する自衛隊の水原演習場では、火薬を使った爆破訓練を行っていて連絡を受けた自衛隊では、訓練を中止しました。当時ゴルフ場にはおよそ180人の客がいましたが、ケガはありませんでした。見つかった金属片は、11センチ四方で厚さが1センチあるということです。駐屯地では、演習場から金属片が飛んだ可能性があるとして現在、調査を進めています。

南相馬鹿島で男児が排水池に転落、死亡確認(07月14日)

きょう午後、南相馬市で1歳の男の子が自宅の敷地内の池に落ちているのが見つかり、まもなく死亡しました。消防などによりますときょう午後1時ごろ、南相馬市鹿島区に住む女性から「孫が池に落ちた」と通報がありました。これまでの調べで、落ちたのは1歳の男の子で、発見した祖母によってすぐに引き上げられ、救急車で市内の病院に運ばれましたが、発見からおよそ1時間後50分後に死亡が確認されました。男の子が見つかったのは自宅の敷地内にある排水を溜めるための池で、縦横150センチと60センチ深さは20センチほどで、周りに柵などは取り付けられていなかったということです。・近所の人インタ男の子は事故当時祖母などと3人で家にいましたが、消防などによりますと祖母は、「およそ30分ぐらい目を離した隙にいなくなった」と話していたということです。このため警察では男の子が誤って池に転落した可能性が強いと見て、詳しい原因を調べています。

福島市で園児送迎バスが衝突事故(07月14日)

きょう、福島市の国道で幼稚園の送迎バスと普通乗用車が衝突する事故がありました。事故があったのは福島市舘ノ前(たてのまえ)の国道115号線で、きょう午前9時半頃、幼稚園の大型バスと道路左側の路地から出てきた普通乗用車が出会い頭に衝突しました。幼稚園によりますと、バスには、園児16人を含む18人が乗っていて、このうち、園児4人が座席に頭をぶつけるなどして傷みを訴えたということですが、ケガはありませんでした。また、乗用車を運転していた女性にケガはありませんでした。事故当時、バスは幼稚園に向かう途中で、警察では乗用車を運転していた女性の前方不注意と見て事故の原因を調べています。

東京の県観光交流館 週末に3000人来館(07月13日)

おととい東京駅前にオープンした県の八重洲観光交流館に週末の2日間でおよそ3000人が訪れたことがわかりました。おとといの土曜日東京駅八重洲口にオープンした県の八重洲観光交流館は、首都圏に福島県の情報を発信する拠点として観光案内のほか伝統工芸品や特産品の販売などを行っています。県によりますとオープン初日のおとといときのうの2日間で観光交流館を訪れた人の数はおよそ3000人で銘菓などを買い求める人の姿が多く見られたということです。県では「来客は予想以上でこれからも福島の魅力をPRしていきたい」と話しています。また、きょうからは「喜多方市フェア」が開かれていて、訪れた人からは観光に関する問い合わせも多いということです。

「8月30日投票」いわきは4選挙同日に?(07月13日)

来月30日投票で総選挙が行われることになると非常に忙しくなりそうな自治体があります。いわき市では、4つの選挙の投票が同時に行われる可能性が出てきました。総選挙が8月30日投票で行われる場合、いわき市では、9月13日投票の予定だった市長選挙が前倒しになる可能性があります。さらにその市長選には、現職の県議会議員が出馬を表明しているため、県議会議員の補欠選挙も行われます。そして、その県議補選に市議会議員が出馬をすると市議の補欠選挙が行われるため、4つの選挙が同日に行われる可能性が出てきました。4つの選挙が同時に行われると衆議院の比例と裁判官の国民審査を合わせて実に6つの投票箱が並ぶことになります。最終的な日程の調整は、県の選管が行うことになっていますが、いわき市の選管では、4つの同時選挙を想定して準備を始めることにしています。

「安全くん」普及へ 費用補助制度スタート(07月13日)

高齢者の事故を防ぐ運転支援装置「安全くん」を普及させるため購入費用を補助する取り組みが二本松市で始まりました。高齢者向けの安全運転支援装置その名も「安全くん」は、運転操作に反応してドライバーに音声で注意を促します。その内容は、シートベルトの着用やバックをする際の安全確認など9種類です。二本松市の交通対策連絡協議会などは、この装置を普及させるため、きょうから購入費用の一部を補助する取り組みを始めました。対象は、二本松市在住の人で定価1万2000円の装置を7000円で購入することができます。さらに65歳以上の高齢者は取り付け費用4500円が全額補助されます。二本松警察署管内では、今年に入ってから高齢運転者による事故が20件起きていて去年の同じ時期より7件増えています。関係者は、安全くんの普及が事故の防止につながればと期待しています。

あさって海開き いわきの海岸で清掃活動(07月13日)

あさって海開きが行われるいわき市の海水浴場で砂浜の清掃活動が行われました。この清掃活動は、自動車販売会社で作る福島県ホンダ会が行ったものです。砂浜を走り回っているのは、ホンダが独自に開発した砂浜をきれいにする専用のバギーカーで表面の砂を跳ね上げて混じっている貝殻やゴミだけを集めていきます。さらに従業員やボランティアの人たちがビニール袋を手にゴミをひとつひとつ拾い集めていきました。ホンダでは、全国40か所の砂浜でこうした活動を行っていて21日には猪苗代湖でも清掃をする予定です。いわき市内の9つの海水浴場では、あさって海開きが行われ、いよいよ夏本番を迎えます。

3億円の夢 サマージャンボ宝くじ発売(07月13日)

一等前後賞あわせて3億円が当たるサマージャンボ宝くじが、きょう、全国一斉に発売されました。「大黒様の宝くじ」として親しまれているいわき市平の売り場では、発売を前に当選を祈る祈願祭が行われました。そして、午前10時に販売が始まると朝から並んだおよそ50人が次々にくじを買い求めていました。今年のサマージャンボは、1等・2億円と2等・1億円がそれぞれ39本あり、合わせて78人の億万長者が誕生します。また、100万円が1万1,700本当たる「夏祭り賞」も設けられています。インタCBあけゼロ8―46〜52当たったら?やはりマイホームだわな。13―00〜05当たりますように。お祈りしていきます!14‐30〜34株でも買うよ!夢だよ。この売り場からは去年のサマージャンボで2等1億円の当たりくじが出ていて訪れた人たちは、期待に胸をふくらませていました。サマージャンボの販売は、31日までで抽選は来月11日に行われます。

学生が新型インフル感染 明星大が授業再開(07月13日)

学生が新型インフルエンザに感染していることがわかり、休校の措置をとっていたいわき明星大学がきょうから授業を再開しました。いわき明星大学では、アメリカの学会から戻った大学院生3人が、新型インフルエンザに感染していることが確認され、今月7日から一斉休校の措置をとっていました。その後、ほかの学生などに感染の拡大が見られないことから、大学ではきょうから授業を再開しました。休校期間に行われるはずだった授業については夏休み中の来月4日から8日に行うということです。大学では今後、学生や教職員が海外に行く場合は、帰国後の健康観察を義務付けることにしています。

まだ 特)祭りへの思いをつなぐ親子3代(07月13日)

特集です。本番まであと10日と迫ってきました伝統の祭り相馬野馬追。先日特集で甲冑競馬に出場する中学生を紹介しましたがそのお父さんとおじいちゃんは祭りのハイライト、神旗争奪戦の旗とり名人としてその名をとどろかせてきました。祭りへの思いをつなぐ親子3代を追いました。(馬の走り〜海岸5秒)朝4時。野馬追が近くなると南相馬市鹿島区の海岸は地元の侍たちが調教する馬の姿で賑わいます。(インタ北郷騎馬会田村紀夫会長「馬がスタミナをつけて(体を)作るというのが一番ですから、砂浜の調教のほうがいいですね」朝陽をうけながら砂浜を駆け抜ける馬たち。出陣に向けて、準備が進められています。(生音バンバン3秒)24日に開かれる「神旗争奪戦」は相馬野馬追のハイライト。20発の花火、合計40本のご神旗が打ち上げられますが舞い下りる旗を手に入れることは侍たちの最高の名誉といわれています。その旗を毎年のように手中に収めている南相馬市の今田賢一(いまだけんいち)さん。常に旗を目がけて騎馬武者の輪の中に飛び込んでいきます。(生音、アナウンス、旗をとったのは今田武者!)神旗争奪戦に闘志を燃やすサムライたちの間で一目置かれる存在です。(インタ仲間1)「20本上がるんですが、早いうちにとるんでマークされる存在じゃないですか」(インタ仲間2)「馬のスペシャリスト」地元の企業で働きながら相馬野馬追の伝統を引き継ぐ今田さん。神旗争奪戦へ初めて出場したのは高校1年生の時でした。(今田インタ「3年ぐらいはとれませんでしたね。自分で馬を飼うようになってからですね。コンスタントにとっています」)騎馬武者たちの狙いは一番最初に上がる旗。賢一さんはこの一番旗を2年連続獲得し、注目を集めました。今田賢一インタ(旗をとるテクニックは?馬。馬を上手に操り賢一さんの父、為夫(ゆきお)さんもかつては旗とり名人として名をとどろかせた一人。(今田インタ)戦いの舞台でひときわ目立つ今田家の旗印「不忘乱」。そこには侍として大切な心構えが込められていました。(生音これが不忘乱の旗)そこはまさに戦いの場。9年間、親子で争奪戦に挑んできました。(今田為夫&賢一インタ)「1回はお互いひっぱりっこしてあの時はどうしたんだけ?記憶ないよな〜「のろし(旗)を親子で追うのは私の楽しみだったんですよね。」伝統の継承を胸に臨んできた為夫さん。しかし15年前、目が見えなくなるという原因不目の病気が為夫さんを襲います。(インタ)70キロあった体重が45キロへ落ち込みました。(インタ)退院後調子をとりもどした為夫さん。毎年野馬追が近づくと体がよくなる不思議なものです。今は軍者として、騎馬隊の先導を司り、今年も・・・・侍として侍の身分をあらわす「肩章」。所属する中ノ郷太田騎馬会もメンバー全員のこの布を奥さんが縫い付けています。(インタ)おととい、相馬太田神社では役職の交付式が行われました。賢一さん、そしてその息子淳史くんの姿もありました。去年に引き続き3世代での出場となります。(淳史インタ)(間)甲冑競馬だけでなく神旗争奪戦にも出場することを決意した淳史くん。本番をイメージしたトレーニングも重ね、走りにも親から子、子から孫へと受け継がれる侍の魂。今年は年ぶりに2本の不忘乱の旗が戦の舞台でなびきます。(祭りまであと10日)