神の子が倒れた…ＫＩＤ８０秒失神ＫＯ負け

１Ｒ、チョン・ジェヒの左フックを浴びてリングに倒れる山本“ＫＩＤ”徳郁 Photo By スポニチ

　【Ｋ―１ワールドＭＡＸ】４年ぶりにＫ―１に出場した山本“ＫＩＤ”徳郁（３２＝ＫＲＡＺＹ　ＢＥＥ）はわずか８０秒で衝撃のＫＯ負けを喫した。

　衝撃的な光景に会場から悲鳴があがった。山本“ＫＩＤ”は右フックを空振りした直後、チョン・ジェヒの右アッパーをあごに受けた。続けて相手の左フックがほおを直撃。わずか１分２０秒、４年ぶりのＫ―１のリングで失神ＫＯ負け。「本当に覚えてないから何も言いようがない」。１０秒後に目を覚まし相手と健闘を称えあったが、記憶には残っていなかった。

　試合勘を取り戻すために出場を決めた。０８年７月の練習中に右ひざ前十字じん帯部分断裂の大ケガ。１年半のブランクを経て５月にＤＲＥＡＭで復帰したもののウォーレン（米国）に判定負けした。この日を復活への足がかりにするつもりだったが、待っていたのは厳しい現実。「Ｋ―１でオファーが来て、やらせてくれるんだったら（リングに）立ちます」。まさかの連敗に、すぐさま雪辱を誓うしかなかった。 【試合結果 　不良のための格闘技DVD】

[ 2009年07月14日 ]