ナーダムパワー!朝青龍“初モノ31連勝”
朝青竜“大得意”の張り手
Photo By スポニチ |
大相撲名古屋場所2日目は13日、愛知体育館で行われ、3場所ぶりの優勝を目指す横綱・朝青龍が平幕・阿覧を豪快につり出し、初顔相手の連勝を31に伸ばした。前夜は宿舎の自室にこもって母国モンゴルの一大イベント、ナーダム(国民の祭典)を観戦。刺激を受けたのか、出番前から闘志をむき出しにして連勝発進した。大関・魁皇は琴奨菊を下し、北の湖に並ぶ歴代3位タイの通算951勝をマーク。綱獲りの大関・日馬富士と横綱・白鵬も快勝した。
【名古屋場所特集】
異常なまでに闘志を発散させていた。制限時間いっぱいとなった最後の仕切り。朝青龍は痛めているはずの左手を思い切り振り上げ、腰を叩いた。心地よい打撃音とともに気合を注入した横綱は、やや腰高の体勢で阿覧の懐に飛び込んだ。もろ差しになると、じわじわと144キロの阿覧を揺さぶる。最後は豪快につり上げ、満足そうに勝ち名乗りを受けた。
今場所を調整不足と離婚騒動明けで迎えながら気迫の連勝発進。支度部屋では「(阿覧は)変な力を出すからね。早めに捕まえておこうと思った」と分析。初顔相手の連勝を31に伸ばしたことにも「当然。きょうは一番気合が入った」と誇らしげに目を見開いた。
母国モンゴルで行われている一大イベントが、横綱の闘争心を奮い立たせたようだ。モンゴル相撲の王者などを決める「ナーダム」が11日から開催され、朝青龍も初日前日、部屋での稽古中にもかかわらずモンゴル相撲の代名詞「鷹の舞」を披露したほど。初日の取組後は高砂部屋の自室に直行。部屋に衛星回線を引き、パソコンでテレビ観戦したという。この日も出番前に支度部屋を出て、東の通路で約30分間の準備運動をするなど気合十分。全身汗まみれとなった横綱は戦闘マシンと化した。
調整不足だけに、相撲内容は速攻で決める本来の姿とは程遠い。だが、髪を結い終えると「よし」とまたも気合を入れ、カメラマンににらみをきかせて引き揚げた。今年のナーダムは若手力士が台頭し、波乱も続出したが、最後は横綱ウスッフバヤルが貫禄を示した。朝青龍はナーダムの話題については無言だったが、自身もその再現を狙っているに違いない。
関連ニュース
PR
関連写真
- 遼くんらの出場を発表/長嶋茂雄招待(ゴルフ) [ 07月14日 17:55 ]
- 三宅宏実が東アジア大会代表に(重量挙げ) [ 07月14日 17:54 ]
- 秘策ある!?渋井が米国での最終合宿に出発(陸上) [ 07月14日 17:49 ]
- 木下が初の日本代表…NFL入りへのステップ(アメフト) [ 07月14日 15:20 ]
- LPGAのトップが辞任 アニカは理事会顧問に(ゴルフ) [ 07月14日 11:48 ]
- NBA目指す川村、出場機会なし(バスケット) [ 07月14日 10:55 ]
- 日本代表に木下、高田らを選出(アメフト) [ 07月14日 10:54 ]
- 高平は5位/アテネ・グランプリ(陸上) [ 07月14日 10:20 ]
- 宮里藍が世界ランク27位に浮上(ゴルフ) [ 07月14日 10:06 ]
- “ワルっぽさ”が魅力の23歳がメジャー初挑戦(ゴルフ)
[ 07月14日 09:27 ]
- バスケ日本女子が競り勝つ(バスケット) [ 07月14日 09:24 ]