July 11, 2009

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カテゴリ:DDFF。スコWOL。WOL独白。
ちょっと片思いっぽいかんじ?(聞くな



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誰かが望んだ世界を、
決して望まぬ誰かが壊した時、

誰にも知られずに、またひとつ、物語が終わる時が来る。

私が捨て去ってきた記憶の中で、
私は何度彼と巡り逢い、
私は何度彼に恋に落ちたのだろう。

そしてこれから先の未来の中で、
私は何度彼と巡り逢い、
私は何度彼に恋に落ちるのだろう。

そのために私は何度世界を救い、
そのために私は何度世界を裏切るのだろう。

コスモスが言った、
私は遠い未来で英雄と呼ばれ、
褒め称えられる存在になるでしょう、と。

私は心の底から不思議に思った。
どうして真実も知らずに、
彼等は私を褒め称えてしまうのだろう。

光の戦士が聞いて呆れる、
ただの恋に狂った哀れな男を、
何故褒め称え、英雄、などと呼ぶのだろう。

それでも思うのだ、
たとえ遠い未来に英雄と呼ばれようとも、
それとも悪逆のそしりを受けようとも、

私は彼と出逢ったことを後悔など欠片もしないだろう、と。

「・・・、何を、考えてる?」

つらつらと思考を遊ばせていると、
不意に声をかけられて弾かれたように振り返った。

「あんたは解りやすい。」
「君に言われたくは無いのだが、スコール。」
「俺は、あんたほど表情豊かじゃない。」

(私は何度、眼の前の彼を得て、失って、探したのか。)

そんなことを考えていると、
腕を掴まれて強く抱き寄せられ、抱き締められた。

「だいたい、言葉は得意じゃない。」
「ああ、よく知っている。」

彼の背中に腕を回すと、
さらに強く抱き締められて幸福な圧迫感に眼を閉じた。

今日、この時のぬくもりは勿論のこと、
君が私に与えてくれたものは、
たとえ私が記憶を失ってしまうとしても、

その時まで、すべて大切に魂に刻み付け、仕舞っておこう。

誰かが望んだ世界を、
決して望まぬ誰かが壊した時、

誰にも知られずに、またひとつ、物語が終わるその時が必ず、来る。


(ああ、私の物語が終わる時は願わくば君の腕の中で終わりたい、)


□□□

知り合いがカオスのスコールってカオスコールなの?と、
大真面目に聞いてきてクソ吹いたww
とりあえず敵対者としてあのSeedの正装のニーチャン出てきたら怖いね。

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(23:23)