Astrological Academy


<< テキスト紹介:インド占星術中級(実占鑑定事例編) | main | 身の丈人生を歩もう! >>
CALENDAR
S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< July 2009 >>
CATEGORIES
ARCHIVES
月の位相図(1)〜2009年6月23日の新月図(国際問題発生の可能性)〜
月の位相図とは、天文学的には下図により説明できる。下図は月の満ち欠けと、太陽・地球・月の関係を示した図である。 真中に地球があり、その周りを月が回っている。太陽が上から地球と月を照らしているとすると、地球の北極側から見ると、月は反時計回りに地球を公転していることを示す。これをみれば月の満ち欠けの原理が分かるであろう。この新月、上弦、満月、下弦の動きが人間心理、短気的社会動向、気候変動などを端的に示す。

月の満ち欠け
月の位相図の天文学的図表(山上企画より引用)

占星術で未来予測をする時、春分図は国家の1年の出来事を予測する為に利用される。しかし、、短期的な動きや気象現象等を見る時は月の位相図が利用される。更に、個人の年運を考える時はソーラー・リターンを利用する。いずれも天体位置の高い精度の算出が要求される。コンピュータの利用が可能になって以降、飛躍的に進歩した占星術の新しい分野である。

月の位相図を見る時は、 まず春分図を先に検討する必要がある。 月の位相図の解読は春分図の表している範囲の中でのみおこなわれる。月の位相図のみで、時事問題を判断することは間違いである。

月の位相図を見るポイントは、あくまで月単位の出来事を見ていくことである。月の位相図では細かい瑣末なことは表れない。その月内の代表的な事件、事象を表すだけである。しかし、その事象に限定すれば明確に表す。特にAS−DS軸、MC−IC軸のを見ていくことと、狭いオーブの惑星の動きを重視することである。何がリーディングのキーを握るのか的確に判断することである。無理なこじつけ的な判断は禁物である。そのような空想的判断は占星術の価値を自ら貶める行為である。

月の位相図6月23日
月の位相図2009年6月23日

2009年6月23日の新月図を見ると、AS−DS軸に太陽、月と冥王星が乗っかっている。太陽と月は12ハウスに、冥王星は6ハウスにある。従って、この日から1ケ月間の間は、まずは健康や安全保障の問題、或いは同盟国もしくはライバル国との間で重大な問題が発生する可能性が高い。現在考えられ得る日本の国際問題は経済問題、北朝鮮問題、豚インフル、GM処理に関する対米問題等々である。それのどれになるかは、個別に関係国のマンデーン図や月の位相図を見ていくしかない。或いはインド占星術や周易等他の占術も総動員していくしかない。残念ながら、一目ですべてをお見通し等とというような千里眼的占いなどこの世に存在しない。

追記:7月14日時点で既に起こったか或いは予想される国際トラブルは、北朝鮮に関してはミサイル発射と金正日の健康問題、中国に関してはウイグル暴動、地震、政府内部の権力闘争、ガス田をめぐる権益紛争、ロシアとは北方領土問題、アメリカとは総選挙での民主党政権誕生への懸念等がある。
| 西洋(マンデーン) | 01:17 | comments(0) | trackbacks(0) | top↑ |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://chardash21.astro459.com/trackback/1241653
トラックバック