飛行機で逢いに来てくれた人��
翌日、社葬が入り、Ｍさんは、立場上、どうしても出席しなければならないので、
早朝に、電車で帰るという。
でも、どうしても見送るという私のために、7時の電車を遅らせて、
ぎりぎり、9時の電車に変更してくれた。
無視しなくて良いんだよ
良いのよ
こんな事、滅多にある事ではないから、
お見送りしたいから・・・
私がそうしたいから・・・
明日の朝、この部屋に、戻るわ・・・。
何言ってるんだ（苦笑）
また、次があるんだよ
そんな会話も、
すんなり交わすことができる私達・・・。
甘い時間は、遠慮の壁を、少し、崩して、
2人を近づけてくれたようだ。
深夜だというのに、方向音痴の私のために、
ホテルの前を出て、
表道りまで、出るまで、Ｍさんが、運転してくれた。
これで良いからと、遠慮する私に、
Ｍさんは、ようやく、車の運転をかわって、
ホテルまで歩いて帰るからと、
車を降り、
そして、まったく自然な流れで、
まわりを気にする事もなく、私にキスをしてくれた。
自宅に着いたら、メールするようにと、
まるで保護者のように心配してくれる・・・。
そういう私への気配りが、何とも嬉しく、
幸せな気持ちになる。
翌朝、泣いたら困ると言って、ホームへの見送りは許してくれなかった。
駅前に車をつけると、
素早く私にキスをして、手を振って駅の中に消えた。
早朝、部屋のチャイムが鳴って、
あぁ、夢じゃないのだ〜と思って、めちゃくちゃ嬉しかったよ
そんなメールが届き、来月にまた逢えるからね･･･と、言ってくれた。
夢の続きのような、3度目の再会物語〜。
私の心は大きく変化した・・・。
2009.07.14（Tue）11:18