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東国原知事:師匠たけしさんの「宮崎に帰れ」を「重く受け止めたい」(3/3ページ)

Q:自民マニフェストを見て「立候補しない」という判断の時は、何らかのメッセージは県民に向けて出すのか。

A:もちろんする。

Q:知事会を前に橋下徹(大阪府)知事と会う予定は。

A:その予定はない。

Q:前々回の定例会見で「今回の衆院選で知事は何らかの政治的メッセージを出すか」と聞いたら、知事は「何らかのメッセージは出す」と言った。どういう意味だったのか。

A:地方分権を実行する覚悟が見える政党を応援するということ。

Q:自身の国政への意欲と、地方分権推進とは同義語なのか。

A:微妙だ。別と考えた方がいい。分権を絶対進めなければいけない。そのためにどうするか。今まで地方から声を上げて進んでこなかった。だから僕とか橋下さんが直接行動を取っている。いずれを応援する、加担する、選挙応援するとか。

 ◇「国政転身」より「分権推進」だ

Q:国政転身が先か、分権が先か。

A:分権が先。僕がまず言っていたのは「知事会公約を全部のんでくれ」ということ。「これを実行する立場に置いてくれ」というのが2番目。順番が逆に言われることがある。

Q:分権が後付け理論に思える。

A:全く違う。「総理」という条件が衝撃的だったので、メディアが前面に出した。「おこがましい」「生意気」という反応は予測していた。それにもかかわらず、私は地方分権をやりたい。「分権で何が変わるか説明していない」と批判されるが、私は説明してきた。このまま分権が進まないと、財政が破綻(はたん)するとか、行政サービスの質が低下する、医療福祉が半減するとか説明してきた。

Q:都議選で自民が惨敗した理由をどう分析するか。

A:都議選が国政の議論になっている。新銀行東京や築地市場移転など都の政策がもっと語られなければいけない。麻生総理や自民批判、「政権交代」ばかり。ワンフレーズ政治としてはいいかもしれないが「あれ政策はどこへ行ったのか」と感じた。静岡県知事選や千葉市長選、奈良市長選で見えた政権交代を論じる世論がそのまま、都議選に反映されたと感じる。政策論争が聞こえてこない。メディアが「政権交代か否か」で報じていることも一因だ。

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2009年7月13日

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