Q:週末のJNN世論調査で「知事が国政に行くことは好ましくない」との意見が8割だった。改めて逆風について。
A:逆風と言われるが、国政に行きたいと言っているわけじゃない。地方分権を勝ち取りたいって言っているのだ。その手段としての知事会公約をのんでいただけるんだったら、出馬を了解します。
知事会要望をのんでいただいて、実行していただける約束をいただけるんだったら、出馬する必要は別にない。総理になりたいわけではない。地方分権をやりたい。地方に権限、財源、人間を移譲するシステムを作りたい。逆風と言われるが、任期まっとうしないで国政転身することへの違和感と僕は感じる。
「宮崎に残ってほしい」「寂しくなる」という感情論もある。応援の裏返しでありがたいと思う。「知事なのに国政はまだ早い」「総裁のポストを要求するとはけしからん」という意見も実際あるだろう。粛々と受け止めなくてはならない。
Q:14日の全国知事会では何を訴えるのか。
A:以前から言っている「全国知事会は政治行動として、姿勢を明確化すべきだ」との主張。
Q:知事会として政党支持を表明すべきだということか。
A:地方分権の政策に関しての評価を点数で出す。点数高い政党を支援、応援していくという態度を明らかにすべきだという主張だ。
Q:自民党がマニフェストを公にして、そのうえで国政転身への決断をするのか。
A:僕の中で出馬するしないやタイミングは、そんなに問題ではない。ただ、知事会要望が十分に組み込まれるか。まずこれを見てみないと判断できない。
Q:知事会要望を自民がのんだ場合は、イコール出馬なのでは。
A:僕はずっと、条件が十分に満たされればお手伝いすると言っている。有言実行なのでそうさせていただく。反対は多いかもしれないが。
Q:自民マニフェストが出るまでに知事が国政転身を決断することもありえる。
A:ありえる。ゼロではない。
Q:今回、自民党の中から変えようとされてて、正面突破でなかなか逆風が強くなっている。戦略を変える考えは。
A:もう戦略を変える時間はない。私の条件をのまないということは、自民党は変わらないということ。それならば選挙に突入して、私はもう出馬はしない。各党のマニフェストを見て点数をつける。そして高い方を「この政党が点数が高い」とメッセージは出す。
2009年7月13日