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東国原知事:師匠たけしさんの「宮崎に帰れ」を「重く受け止めたい」(1/3ページ)

 都議選結果やビートたけしさんとのやり取りについて記者団に語る東国原英夫・宮崎県知事=宮崎県庁で午前11時半、種市房子撮影
 都議選結果やビートたけしさんとのやり取りについて記者団に語る東国原英夫・宮崎県知事=宮崎県庁で午前11時半、種市房子撮影

 宮崎県の東国原英夫知事は、東京都議選から一夜明けた13日、県庁内で記者団に対して「政権選択の世論が都議選にそのまま反映された」と自民党の惨敗要因を分析した。また、タレント時代の師匠だったビートたけしさんに「とにかく謝れ。謝って宮崎に帰れ」と助言を受けたことに触れて「重く受け止めたい」と述べる一方、国政転身は「最後は自分で決める」と述べた。主な一問一答は次の通り。

Q:都議選の結果について感想を。

A:想像以上に民主党の善戦というか躍進という感じがした。

Q:自民党幹部の中には(知事の)総裁候補の動きが敗因のひとつだとの意見がある。

A:それぞれの方が分析されること。僕の方からは特段言うことはない。

Q:10日夜、師匠のビートたけしさんと会食して「県民に謝った方が早いぞ」と言われたというのは事実か。

A:師匠は「おれの方からコメントを出すことはないから。きょうの会談内容は外に漏れることはないから」と言った。その日にご本人がしゃべってる。コケましたよ。本人が言うようにかなり酔っていた。「今回逆風大変だな」「今回は我慢して、次のチャンスが必ず来るから。そのチャンスの時に出ていった方がいいんじゃないか」とは言われた。ただ僕の方から師匠に相談したという一部マスコミ報道は全然違う。師匠の方から「たまにはメシでも」と誘われた。

Q:知事は師匠の言葉をどのように受け止めるか。

A:重く受け止めたいと思っております。

Q:重く受け止めるとは。

A:はい、重く受け止めたいと思いますよ。師匠は世の中の流れや空気感を察知されるのが卓越した才能をお持ちなので。重く受け止めなければならないと思っている。

Q:その場合の判断は。

A:師匠は「あくまでもお前が決めることだ」「僕らの意見はひとつの参考までに言わせていただく」ということだった。文言通り、最後は自分で決めなければいけないなと思う。

 ◇都議選自民惨敗、予想はできた

Q:都議選で自民党が惨敗した結果、国政転身への判断に影響は。

A:大方予想はできた。生意気でおこがましいとおしかりは受けるが、私は、自民党の体質というか態勢が変わらないと逆転はありえないと考える。この1カ月見ているが、やっぱり体質は変わっていない。変えられないかもしれないけれど。あまりに巨大化、硬直化した組織になって。議員一人一人、特に若い方は変えなきゃいけないと自覚して動いているけれど。なかなか組織全体では体質が改まらないという印象を受ける。

Q:7日に古賀(誠・自民選対委員長)さんと会談した時には「党マニフェスト(政権公約)がまとまってから判断する」として態度保留した。都議選の結果、たけしさんとの会談を受け「出馬しない」という判断はあるか。

A:今は即答できない。後援会とも意見を交換しなければいけない。あるいは党マニフェストの問題。地方分権は僕の生涯の仕事だと思っている。そこら辺を加味して判断したい。

Q:自民党への態度を明確にするのはまだか。保留ということか?

A:今の時点では決断はできない。後援会のメンバーと十分話し合ったり、県民の皆さんのご意見もきちんとうかがわないといけない。

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2009年7月13日

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