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韓国人の遺伝子情報盛り込んだゲノムマップ完成

ソウル大医学部のソ・ソンジョン教授

 韓国の研究陣が韓国人の男女の遺伝情報を網羅したゲノムマップを完成させた。これにより、韓国人固有の疾患遺伝子を探し出す研究が活況を呈するものとみられる。

 ソウル大医学部のソ・ソンジョン教授は8日、「韓国人の30代男性と20代女性のゲノムを完全に解読し、このうち男性についての分析結果は英科学誌ネイチャーの8日付電子版に掲載される」と語った。今回の研究にはソウル大医学部遺伝体医学研究所や緑十字、マクロジェン、米ハーバード大、国立ゲノム支援センターの研究陣が参加した。

 ネイチャー誌に人間のゲノムマップが発表されたのは昨年、米国のジェームズ・ウィルソン博士と匿名の中国人、アフリカ人に続いて今回が4度目となる。同研究陣によると今後、韓国人を含めたアジア人100人のゲノムを解読し、アジア人固有の疾病の原因となる遺伝子を探し出すという。

李永完(イ・ヨンワン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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