元世界王者殺害で妻逮捕…妻は容疑を否認

　ボクシングの元世界王者でカナダ人のアーツロ・ガッティ氏（３７）が旅行先のブラジル北東部ペルナンブコ州のリゾート施設で他殺体で見つかり、地元警察当局は１２日、ブラジル人の妻（２３）を殺人容疑で逮捕した。妻は容疑を否認しているという。地元紙グロボ（電子版）などが報じた。

　夫妻は１０日夜にバーで口論となり、ガッティ氏が酒に酔って部屋に戻ったのが目撃されていた。妻のハンドバッグのストラップには血痕が付着しており、警察が事情聴取していた。

　ガッティ氏は、１９９５年に国際ボクシング連盟（ＩＢＦ）スーパーフェザー級王者、２００４年には世界ボクシング評議会（ＷＢＣ）スーパーライト級チャンピオンとなり、０７年に現役を引退した。（共同）