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民主は賛否割れる=自民、9割が支持−改正臓器移植法

7月13日20時24分配信 時事通信

 改正臓器移植法(A案)が13日の参院本会議で投票総数の約6割(138票)の賛成を得て成立した。共産党を除く各党は党議拘束を外して投票。自民党は約9割が賛成票を投じたのに対し、参院第1党の民主党は賛否が拮抗(きっこう)した。
 民主党は46人がA案に賛成し、52人が反対した。対案を提出してA案に反対した森ゆうこ氏は「専門家でも非常に意見が分かれる中、政局に巻き込まれて無理やり結論を出したことは大変残念に思う」と議論が不十分と指摘した。
 自民党は67人が賛成し、反対は6人、公明党は賛成14人、反対6人だった。医師出身の自民党の古川俊治氏は、「脳死は人の死」を前提とするA案に賛成。「脳死問題を移植以外でも国民的に議論していくきっかけになる」と語った。一方、移植する場合に限って「脳死は人の死」とする修正案に賛成し、A案採決を棄権した同党の衛藤晟一氏は「(A案は脳死をめぐる)提出者の見解、解釈がばらばら」と批判した。
 共産党は7人全員が反対。社民党も棄権1人を除く4人が反対した。同党の福島瑞穂党首はA案成立について「脳死は人の死だということが、一人歩きするのではと大きな危惧(きぐ)を感じる」と懸念を示した。 

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最終更新:7月13日20時26分

時事通信

 

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