「児ポ法」の嘘と罠。
テーマ:ブログ最近のネットでの話題はコレだろう。
>アニメ・漫画・ゲームも「準児童ポルノ」として違法化訴えるキャンペーン MSとヤフーが賛同
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/11/news097.html
「実写やアニメ・メディアやネットに関係なく、実年齢や設定の年齢さえ関係なく、ロリっぽいエロは全部違法にしろ」というムチャクチャな話だ。
つまりネットで拾った萌えCG1枚で無修正エロ画像と同じ扱いで処罰されるわけだ。
これまでも児童が凶悪犯罪の被害者になった時には世論がそのようになったり、地方自治体が暴走して全国的な話になる事はあった。宮崎勤事件や遊人の漫画の発禁騒動などがそうだ。だいたい数年ごとにこのような話が持ち上がり、だいたいは問題提起だけで終わってきた。
今回も問題提起だけで終わると思っていたが、ちょっと変だ。
まず動機となる部分が欠落している。
子供が児童虐待や性犯罪の被害者になる事は無くすべきだが、日本ユニセフの言い分は直接的な改善策ではない。間接的な改善策でさえなく、関連要素の糾弾でしか無い。
噛み砕いて言うと日本ユニセフの言い分は「交通事故や拳銃発砲事件やナイフ殺傷事件を無くす為、日本は鉄鋼の輸入をやめるべきだ」と言うほどに論理が飛躍している。
例えば児童への性犯罪の加害者が全員「風船クラブ」の漫画を持っていたなら発禁処分にしてもいいと思うw。なにか宮崎勤事件のような事があったのなら犯罪抑止の意味でこのような騒ぎがあっても構わないと思う。しかし最近未成年が被害に遭った事件は沖縄の中学生が米兵にノコノコついていってレイプされそうになった騒動くらいだ。この米兵がロリアニメオタクで起きた事件なら1ミリほど理解できるのだがそのような報道もない。
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そもそも日本ユニセフとはどいういった組織なのか?
>日本ユニセフ教会の謎
http://tanukur.blog8.fc2.com/blog-entry-281.html
>うちから見た「日本ユニセフの謎」
http://tanukur.blog8.fc2.com/blog-entry-412.html
上記URLは実によく色々とまとまっているので、一気に読んでしまおう。
本家ユニセフ「国際連合児童基金」とは別の組織で、集めた募金の使い方は実質非公開で100億円以上の募金の2割を略取する、元日銀総裁の澄田智を筆頭に天下り先と化しているのが日本ユニセフ。
もっとわかりやすくまとめると…
本家ユニセフ=黒柳徹子
日本ユニセフ=アグネス・チャン(創価学会)
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この記事で異彩を放っているのが「企業が関わっている事」だ。
具体的にはヤフーとマイクロソフト。
意外と誰も突っ込んでいないようだが、ヤフーやマイクロソフトが日本の法改正に積極的に関与しているのだ。
外国の営利団体が法改正に関与しようとしているのだから、国家存続に関わる大問題の筈なのだが…「子供を性犯罪から守る」というイメージでうやむやにされている感がある。
創価学会の広告塔アグネス・チャンが宣伝し、ソフトバンクが筆頭株主のYahoo!JAPANと、アメリカ一の金持ち企業マイクロソフトが「ロリ禁止!」と騒いでいる。
…ちょっとコレ、可笑しくないか?w
創価学会(=公明党)が日本の政治の中枢まで侵食してしまったのは政治に疎い人でも知っている話だと思う。
Yahoo!JAPANが朝鮮人の孫正義の活動母体であるソフトバンクが金に物を言わせて牛耳っている事も当たり前の話。
マイクロソフトは(パソコンオタクなら知っていると思うが)日本でDOSが売れた事によって一大企業にまで成長した会社。Xbox360では「竹島」は「独島」であるというのが公式スタンスでもある。
それぞれが日本の政治に関与したがる動機というものは多々考えられるが…なんでロリ規制よ?
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Yahooやマイクロソフトに限らず、経営が安定している自立した企業ならば「ロリ規制」に関して独自に行えばいいだけの話のはずだ。東京都が「未成年のオナニー禁止」ポスターを制作したように、やりたきゃ勝手にやればいいのだ。
Yahoo!ならそれに関するHPを軒並み潰して通報すればいい。なにしろネット専門業者なのだからYahoo!BB契約者に警告する事が出来るし、個人情報込みで警察に通報もできる。同様にソフトバンク携帯契約者も取り締まる事が出来るし、契約書に一文を添えれば契約違約金をせしめる事も出来る。
マイクロソフトなら、WindowsOSでのアダルトゲームの販売禁止を公式発表すれば良い。もちろんXbox360での年齢制限つきゲームも全面販売禁止だ。Windows用ソフト開発ツールのすべての利用規約に「ロリ禁止」と明記すれば大部分の「ロリ規制」を規制することが出来る。
それをしない一般的な理由は、「社会文化活動に奉仕しています」という企業アピール(=宣伝)をする事が目的だから、と考える事が出来る。実際にロリがどうしたという事には企業にとっては関係なく、それらの活動のスポンサーになることで「優良企業ですよ」とアピールするわけだ。規模の小さい会社の場合は税制対策で行われる事もあるのかもしれない。
ただしYahoo!JAPANもマイクロソフトも一般的理由には当てはまらない。「ストップ!地球温暖化」とか「盲導犬の普及にご協力を」という事業とは関係の無い企業アピールであれば問題は無いが、萌えCGを含むロリ禁止は日本市場での利益を減らす事になる。
YahooもMSも利益を減らしてまで、いわゆる「準児童ポルノ」を撲滅したいのだろうか?と考えると、ありえない話だ。どちらも銭ゲバ企業の代表格なのに、損をしてまでロリ規制をしたがっているのだろうか?
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そもそも、最近では商業誌や同人でも「ロリ」は人気の無いカテゴリになっている。
ぶっちゃけて言うと真性ペドフィリアでなければ「ロリ」に関心は無いのではとさえ思う。
萌えCGなどではロリっぽい絵柄が主流であるが、それは絵柄に対して萌えるのであろうし、設定年齢をチェックして「このキャラはロリだから萌える」などと言う人は多数派ではないと思う。
そして同人などでは人妻ものや巨乳ものが人気のようだ。
詳しい人によれば「つるぺただと立体感が乏しいので色塗りが大変」「Flashで揺らす部分がない」「既にネタが出尽くした感がある」と、かなり不評だった。
また「ロリ=処女性、として需要があったジャンルだが、現実がそれを超えてしまった」「萌えは現実とは全く別のファンタジー世界だから良い」「大人が手を出さなくとも子供同士で好き勝手ヤってる」とシニカルな意見も聞かれた。
ついでに、女に節操の無いナンパ野郎の友人にもロリについて聞いてみたが「面倒だし、病気の温床だし、馬鹿やヘンメルは多いし、良いところが無いし怖くて手なんか出せない」とボロクソだった。(…この意見って参考になるのか?)
ともあれ、この数年で「ロリ」を売り物にした18禁ものは極めて減った感がある。
AVでもロリ女優が人気になる事は滅多に無い。
最近話題になったロリ物というと、せいぜい「Comic LO」くらいだ。
カテゴリとしてはすっかり下火になったロリを、どうして大企業がリスクを背負いながら規制しようとするのだろうか?
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冷静に考えると、企業や民間団体が会議を重ねて決定した事とは思い難い部分がある。
このブログを書く数時間より短い打ち合わせしかせずに記者会見するとも思えないし、一個人が数時間考えればわかる事を企業が集まって考えてもわからなかった筈も無い。
つまり「これらの矛盾は計算のうち」という事になる。
咀嚼してまとめると「ロリ規制というのは口実で、YahooとMSと日本ユニセフが共同で何かを画策している」という事になると思う。
そもそも「ロリ絵を書いてはダメ」=「創作権の侵害」である。創作する事を禁止する法律を作るようなもので、禁酒法どころかGHQより厳しい文化崩壊につながる。
そして「ロリっぽい女性のAVもダメ」=「職業選択の自由の侵害」だ。外見だけで処罰対象にされるのだから人権侵害はなはだしい。
つまり「日本ユニセフの掲げるロリ規制は実現不可能」であり「実現したら日本の司法はメチャクチャな事になる」。
法律が人権侵害する事を認めるはずは無い…筈だが、日本は創価学会というカルト宗教団体が堂々と政治に関与している状況で、コネとカネがあればなんでもできるという悪例がある。
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では結局、Yahoo!とMSと日本ユニセフは何を目的としているのか?
僕が思いつくのは、日本のコンテンツビジネスの崩壊を目論んでいるのでは?という仮説と、長期的展望として日本の崩壊を目論んでいるのでは?という仮説だ。
まず、デメリット覚悟でロリ規制する事でどうなるか?
海外で人気のエロアニメやエロゲーが消滅する。日本のオタク文化の伝道師であるエロアニメやエロゲーを規制する事で関連マーケット(一般アニメや萌えCG系列や漫画など)は縮小するだろうし、次世代のクリエイターも育たなくなる。少子高齢化が叫ばれる現状の日本で次世代クリエイターが育たなくなるという事は、10数年後にはオタク文化氷河期に突入する。
また日本のアニメの多くは輸出禁止になる。深夜アニメのパンチラや、ドラえもんのしずかちゃんの入浴シーンのような描写は、昔のアニメには大量にある。サザエさんのワカメちゃんだって常時パンチラしているので日本ユニセフの曖昧なガイドラインでは性的欲求を刺激するものとして違法とされるかもしれない。馬鹿馬鹿しい話だが、選定するのは日本ユニセフであって世間一般ではない。
現在はオタクビジネスは日本政府も公認する日本の主要産業の一つだが、人材育成されずに滅びたとすると、需要は「日本のオタク同様に萌え絵を描ける朝鮮人クリエイター」にシフトするだろう。韓国では国策としてアニメ事業が行われており、土台は既に十分に出来上がっている。アニメ輸出にも積極的だし、制作参加にも精力的だ。しかも日本のアニメ制作を請け負っているので基礎体力もある。
そして当然のように、警察などによる別件逮捕の材料として利用される。先日テレビで「それでもボクはやってない」を放送していたが、PCを持っている人は誰にでも容疑をかけることが出来るようになり、PCを差し押さえる事が出来るようになる。IEのキャッシュに萌えCGが残っているだけで現行犯逮捕出来る。ここまで強制的な事例が簡単に起きる事は無いが、もし一度でも起きれば慣例化してファシズム大国になる可能性はある。
さらにこれはネガティブキャンペーンの側面も併せ持つ。
若い世代に「ポルノ=悪いもの」というイメージを根付かせる事が出来れば、もしくは「セックス=非難されるもの」のようなイメージを植え付ける事が出来れば、日本の人口が増える事は無くなる。もちろん若い世代がそんな簡単にエロ欲求を抑えられるとは思わないが、その欲求が芽生える前に洗脳されてしまうと治すのは困難にもなる。(かなり電波っぽい説になってしまったが、実際に中国などでは民衆支配の為にイメージ戦略が有用であると理解しており、大昔から実践している先例がある)
なにより「ロリ禁止反対!」とは叫び難いので、世間から非難を受けることも無い。
アメリカ経済に左右されつづけている日本が、数少ない独自文化のコンテンツを失い、人口が激減したとすれば、もう自立は不可能だ。経済を維持するために外国企業の誘致や移住などをしなければ地方自治さえ出来なくなる。
喜んでやってくるのはどこの国だろうか?
Yahoo!JAPAN=ソフトバンク=孫正義=朝鮮人
マイクロソフト=コンシューマ部門のトップは朝鮮人
日本ユニセフ≒アグネス=創価学会=池田大作=朝鮮人
…全部がイコールで繋がらなかったが、僕がいま思いつく共通項はこんな感じだ。
かなり電波っぽくなっちゃったけど…。
ロリを規制したところで日本の司法・日本国民・該当企業、さらにYahooやMSにさえデメリットしか無い。YahooやMSといった営利企業が損益を覚悟して行うのだから、会社より「大きな何か」の意思が介在していると考える事が自然であると思うし、「日本全体がデメリットを被る事」によってメリットを得る誰かがいるとすれば「反日感情を持つ国家の国策」という事になってしまう。
自分でも突飛な意見だと思うし、実際に仮説どおりになるとも思いたくない。
しかしもし、この百害あって一利なしのキャンペーンが実際に行われたとしたら、日本のオタク事業は衰退し、代わりに韓国というゲームやイラストなど日本以上に活気のある国に大きな利益をもたらす結果となるだろう。