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愛子さま感激のタイムリー二塁打…横浜・内川

平成初の台覧試合

 横浜・内川聖一内野手(26)が「ミスター」になれなかったものの、初の野球観戦となった愛子さまの期待にはしっかり応えた。12日のヤクルト−横浜(神宮)を皇太子ご夫妻、愛子さまが観戦。21年ぶり、平成になってからは初の台覧試合は横浜が2−1で逆転勝ち。愛子さまがファンという内川は、3月のWBC以上のプレッシャーの中、3番左翼で出場し、中堅左のフェンス直撃二塁打を放つ活躍をみせた。

【WBC以上に緊張】

 内川は試合前に、横浜では1人だけ皇太子ご一家と対面した。「WBCから愛子さまがファンになって、応援していますという話をして頂いた。僕でいいのかなという感じ。間接的に聞いていたけれど、実際お会いして“本当だったんだ”と再確認させて頂いた」と驚きを隠せなかった。

 それだけに「皇族の方の前でプレーする機会なんてなかなかない。ましてやファンだと言われて…。期待をされて見られている中でプレーするのは、特別な気持ちが生まれて当然だと思う。もちろんWBCも緊張しましたけど、普段の緊張とは比べものにならなかった」と大プレッシャーの中でのプレーだった。

 試合中も「やはり知らず知らずのうちに気になるというか、周りの選手からも“愛子さまが拍手してたぞ”とか言われましたし…」と、守備に就いているときは、思わず貴賓席の愛子さまに目がいってしまったという。

【「フエンスに当たるのが長嶋さんとの違い」】

 1回は1死一塁で、力が入ったのか遊ゴロ併殺打。6回は二飛、8回は同点につながる四球で、4回は中堅左フェンス直撃の二塁打を放つ活躍。

 しかし、内川は「(巨人の)長嶋さんは(天覧試合で)本塁打を打ったんですよね? あそこでフェンスに当たるところが、スーパースターになる人となりきれない人、(ツイている人と)ツイてない人の違いじゃないですか」と苦笑い。1959年6月25日、巨人vs阪神の天覧試合で、巨人・長嶋茂雄がサヨナラ本塁打を放ち「ミスタープロ野球」の称号を得て国民的スターになったが、内川の打球はもう一伸び足りず。スーパースターになりそこねた。

【愛犬の話題で目を白黒】

 皇太子さまは、案内役の元ヤクルト監督・若松勉氏に「本塁打にならなかったですね。ちょっと先っぽだったかもしれない」と話されていたというが、二塁打で愛子さまを喜ばせたのだから、十分期待に応えたといえる。

 また、愛子さまとは「野球の話もそうですけど、愛子さまが“お見せしたいものがあるんですけど、よろしいですか”と犬の写真も見せて頂いて。僕が見させて頂いていいのかなと恐縮しました」と話が弾んだという。「僕のブログをご覧になっているということで、ウチの実家の犬の名前まで覚えてて下さって。“内川さんの実家でも2匹ほど飼われているんでしょう”と言われて、正直ビックリしました」と目を白黒させた。

 若松氏は「(愛子さまは)イニングの合間とか、双眼鏡でずっと見ていて、結構横浜のベンチが多かった。(皇太子さまはカメラの)撮り方が本当にうまいんですよ。きれいな撮り方で。それも内川とか、村田のときに…」と視線は三塁側に向けられていたという。

 皇太子ご一家は午後2時試合開始予定の34分前に来場し、4時47分ごろに帰る予定を延長し、試合終了の5時7分までご観戦。内川は「最後まで観戦して下さって、勝利の瞬間を見て頂いてすごくうれしい。日本人として幸せなところに居させてもらっていると思う」と感激の面持ち。これをスーパースターへの足掛かりとしたいところだ。

ZAKZAK 2009/07/13

愛子さま

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