2009-03-01 宇宙戦艦トーシン3
曾根、吉崎、古川は東光カートスターファイターでケーシング戦闘機を迎撃した。
「あぶないあぶない!」
古川はウォーズマンのヘルメットをかぶり笑顔で敵弾をかわした。吉崎は地味に強くて、曾根は元暴走族のスキルを生かして闘った。
「強いぞ!スターファイターズ!」星野は叫んだ。「西村君…もっとスターファイター作れないの?」
「板金が足らなくて…」
「なんとかならないかなあ?」
「駐車場の星野さんの車を解体したら板金不足が間に合うのですが」
「や、やってくれ」
星野は泣いた。
すぐにスターファイター4号が完成した。
「お、おれの愛車がー変わり果てたダサい姿に」
星野はボタボタ涙をこぼした。
「星野さん」西村が言った。「星野さんのバイクを解体したら5号が出来ます」
「もういらねえだろ!」星野は叫んだ。
4号に乗り込むのはクジ引きで篠崎三等兵に決まった。
「し…篠崎…行きます」
篠崎は宇宙に飛び立った。だが敵と闘うまえになぜか爆発した。
及川「あっやべ」
星野「おれの車があああああ!」
西村「星野さんのバイクを解体したら5号が出来ますが…」
星野「や、やってくれ!」
星野は叫んだ。
さっそく星野のバイクを解体してスターファイター5号が完成した。
星野「あっあっあっ、おでのバイクがぁぁ、うぉぉん」
及川「大丈夫です。4号は変な板金使ったから爆発しましたが、今回は自信あります」
星野「変な板金って何じゃ!おれの愛車だぞ!」
及川「ま、まあまあ。5号が帰還したらバイクに戻しますから」
クジ引きで大部が選ばれた。
星野「大部君…おれのバイクを無事に戻すよう頼むぞ」
大部「……」
星野「なにも言わずに出撃したよ。男だなぁ」
窓の外をみた星野は驚愕した。なんと宇宙空間にトラックがいるではないか。車体に内田運送とあった。
「ウッチーじゃないか」
トーシンはシャッターを開けてウッチーを迎え入れた。
内田「発泡エンジンってすごいね!松江さんに変えてもらったんだけど、まさか宇宙来れるとは」
星野「でもわざわざここまで何をしに?」
内田「まず食料の差し入れです」
歓声が上がった。
「専務からカツ丼…宮谷さんからギョーザです」
星野「ち、違うの食べたかった」
内田「あと板金もってきました」
西村「これがあったらバイク解体しなくて済んだなあ」
星野「ううっ」
木村「悲しいお知らせです…5号が撃墜されました」
星野「おれのバイクがぁぁ!」
内田はオーマイリトルガールを歌いながら去った。
突然トーシンに衝撃が走った。なんだ!
壁を突破ってナットが飛んで来た。石沢とエドワードと豊田死亡。
「しまった!IHIを忘れてた」星野が叫んだ。すぐそばにIHIがいた。古川が出撃していて「来た来たぁー!」がないからわからなかったのだ。
向井「星野さん…積年の恨みを晴らしますよ」スピーカーから聞こえた。
星野「なにが恨みだ!」
向井「それは覚えてませんねぇ。さあ死ぬですねえ」
IHIがナットを飛ばして来た。みんなは入荷したばかりの板金に隠れた。
星野「だ…だれかイナート弾に入ってカミカゼしないか?」
木村「ほっしーが行けばいいっすよぉ」
星野「し、しかたないな。西村君…153Cサイドフレーム砲だ」
西村がサイドフレームを飛ばした。IHIに大穴が開いた。
向井「おろろーん!やりますねぇ!」